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録音マイクについて XM8500と C-1では・・
録音マイクについてです。 【XM8500】と【BEHRINGER C-1】 ではどちらが音質的にどちらが良いのでしょうか・・?ボーカルに使用しようと考えています。 やっぱり結構C-1の方はノイズがひどいでしょうか・・・ ご回答頂けたら嬉しいです><
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音質は個人の好みですので何とも言えません。 C1 の Noise は製品全体に見られるものではなく、いわゆる「当たり外れ」の問題ではなかろうかと思います。 XM8500 は Diaphragm (振動膜) の Coil と Magnet で発生した電気 Energy を直接出力する Dynamic 型と呼ばれる Microphone ですので Noise の殆んどは外界からの風や電磁場の影響によって発生する Noise であり、その意味では非常に Noise Level が小さいと言えるのですが、出力電圧も低いことから出力 Level と Noise Level との比も小さくなって、結局のところ聴感上の Noise は決して低いものではありません。・・・特に出力が低い分 Mic' Amplifier での Noise が乗り易いとも言えます。 Vocal 用に設計されている Microphone ですので、周波数特性を見ると一見悪い特性のようにも見えるでしょうが、実際には Vocal を収録するために最も優れた周波数特性に Tuning してあるものですので、周波数特性が広帯域まで Flat でないから特性が悪いというわけではありません。 一方 C1 は Vocal 用に Tuning された Microphone ではなく All-round な楽器用 Microphone として設計されている Microphone ですので、そのまま Vocal に用いると低音域が太くなったり、中高音域は Flat なのに何故かサシスセソ音だけがキツく感じられるといった性格を呈する場合があります・・・Pro' 現場でこういう型式の Microphone を Vocal に用いる際には Vocaliost の口元からかなり離して設置するものですし、Low Cut Filter や高音域の Equalization を入れたりするものです。 C1 は Microphone 内部に収納されている Amplifier によって高電圧がかけられた Diaphragm で発生した電力を更に大きくする機構が組み込まれている Condenser 型と呼ばれる Microphone ですので、Amplifier 回路の質が Noise の大小に大きく関係してくるのですが、なにしろ¥2,980 という価格で販売する商品ですので高品質で高価な部品を贅沢に用いるわけには行かず、製造後の品質 Check も緩いでしょうから当たり外れがあって当然かと思います。 原理的には Microphone 内部の最適化された Amplifier で大きな出力を持たせた Microphone なので、高出力であると共に周波数特性も広帯域に渡って Flat な特性を持っており、同じ型式の高額な Microhone・・・例えば http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=542%5EU87%5E%5E などは世界中の Recording Studio で定番となっているほどの優れた Microphone です。 原理的に高出力であることから Mic' Amplifier での Noise を拾いにくく、Microphone 自体も Noise が多いものではない筈なのですが、なにしろ上述のように当たり外れがあって当たり前の価格帯にある Microphone ですので(滝汗)・・・。 しかも「楽器用」に設計された Microhone であって「Vocal 用」に設計されているものではありませんので、Vocal に使用する際には「本来の特性である良い音で収録するための Setting Technique」つまり「Low Cut Filter を入れたり Equalizing を施したり、Pop Guard を間に入れて Vocalist から離した位置に設置するといった Technique」を要する Microphone です。・・・そうした Technique を御存知なのであれば上手に使える Microphone でしょうが、録音知識に乏しい人が手軽に扱える Microphone ではありません。 上記で紹介した Sound House 社の Review にもある通り「最初の Condenser 型 Microphone」としてならば「この形状の Condenser 型 Microphone の使い方を学ぶための練習用 Microphone」として御手頃とは思いますが「Dynamic 型とか Condenser 型にかかわらず、とにかく初めての Microphone」とか「2 本目の Condenser 型 Microphone」或いは「Vocal 専用 Microphone」として薦められるものではないと思いますよ。 私ならば大昔からの定番である http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=662%5ESM58%5E%5E を使って Mic' Amplifier で Noise が乗らないようにすることを考えますが・・・ ちなみにこの SHURE SM58 という Microphone、1960 年代半ばから Live Stage の Vocal 用 Microphone として現在に至るまで不動の座に君臨する Microphone で、SM58 の SM は Studio (或いは Stage) Microphone の略号です・・・1970 年代には今の貨幣価値ならば 10 万円以上するであろう高額の Professional Recording Microphone だったのですが、安価になったものですね(汗)。
お礼
ご丁寧にありがとうございます・・! 参考にさせて頂きます><