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6/3朝、 BS 第1724回 N響定期公演
(クラシック初心者です) 普通、オーケストラ内においてコントラバスの位置は、右か左だと思っていましたが、今朝のロジャー・ノリントンさんの指揮では、センターの真後ろに並んでいました。これって、指揮者の好みというか指向なのでしょうか?(このスタイルが楽団としても演奏し易いようにも思えました) それと、コントラバスの弓の持ち方なのですが、西洋ノコギリを持つような形が多いように思われますが、チェロの弓を持つようなスタイルの方もおられたように見えました。 この辺りの違いなども教えて頂けると嬉しいです。 以上、二点ですが宜しく御教示下さいませ。
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ロジャー・ノリントンさんは古楽畑出身ですので(モーツァルトやベートーヴェンを、その作曲当時の楽器や流儀で演奏する)、NHK交響楽団のような「現代」オーケストラを指揮する時にも、楽器は現代楽器でも「ヒストリー・インフォームド・パフォーマンス」(歴史的事実を踏まえた演奏)を行います。 ご指摘のコントラバスの配置は、ヴァイオリンの両翼配置の影響でそうなっているもので、センターの真後ろ(オーケストラ全体をベース音で包む)、または左後ろ(チェロが中央左寄りに配置されるためその後ろ)に並ぶことが多いようです。20世紀前半まで(当然19世紀も)はその並びが普通だった、という歴史的事実に基づくものだと思います。 ↓たまたま目に付いた参考サイト http://www.ne.jp/asahi/my/maple/msm/orch0.htm コントラバスの弓の持ち方は、ドイツ式とフランス式とがあるようで、習った先生や音楽学校の流派による違いと思います。こちらは特にノリントンさんに関係したものではないと思います。 ↓これも、たまたま目に付いた参考サイト http://www.intio.or.jp/t-kaz/bow.htm
お礼
Tann3さん! 御返答有難うございます。 クラシックの中にも古いスタイルがあるという事は聞いていました。御紹介頂いたリンク先の記事も興味深く拝見いたしました。面白いもんですね! 私は、何だか古いスタイルの方にひかれるものがあります。TV等では、楽団員の配置も分かり易いので、改めて今後も楽しみになってきました。 弓の持ち方も面白いですね。以前は所謂フランス式の方が多かったようにも思えます(私の数少ない音楽体験で)。ドイツ式の方が力が入れ易いようにも思えますが(笑)。 とても参考になりました。どうも有難うございました!