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自作DIについて
FETを使って自作でバランス伝送できるDIを作りました。自前のPAシステムではしっかり動作しており不備はありません。電源は現状は電池を使用しております。 今回疑問なのは、PAミキサーの方で誤ってファンタム電源をいれてしまった場合に壊れないようにするにはどのような対策が必要なのか知りたく、調べております。使用パーツの耐圧は50V~100Vのものをチョイスしております。具体的な回路等、教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
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No.1のお礼での追加質問への回答 1.カプリングコンデンサ後のグランドに落とす抵抗器の役目は、コンデンサによって出力端子の直流抵抗が無限に成ってしまうので、端子に電荷が溜まり再接続時に『ボコ』パルスノイズが発生する、のを緩和するのが目的です。 ミキサーの入力抵抗(負荷抵抗)と同程度の値にするとDI出力が充分に低インピーダンスでないと電圧が落ちる影響がありますので、それを見込んで設計している場合でなければ、影響を少なくする為にその十倍~1MΩ程度の適当な値を選びます。ホット/コールドのペアリングは考慮する必要がありますが余剰部品在庫から適当に選べばいいという気楽なものです。市販DIにも同様の回路が入っています。 ちなみに、趣味の家庭用オーディオ機器では、この抵抗器が付けられていないのが普通です。 些細なことですが、楽器用/業務用と、一般家庭用での設計思想の違いでしょう。 2.コンデンサの容量ですが、10μで充分だと思います。 ミキサー例として紹介したURLの例のように、ファントムONで150Ωになるような低入力インピーダンスのミキサーでなければ、20Hz以下まで出るでしょう。 それに、ベースの最低音は80Hzくらいですので、これ以上コンデンサ容量を大きくしたところで低音が大きくなるという事はありません。2桁くらい小さな容量であれば、低音域は緩やかにカットされているのがわかると思います。
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- John_Papa
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ありふれた対策ですが、バランス出力にカップリングコンデンサを入れてDCをカットする。 これはミキサー内部でも入力でファンタム供給回路後でカップリングコンデンサが入れられてますので、音質的にはカップリングコンデンサを1回通るか2回通るかの違いになります。 ミキサー側ファンタム回路の例(ファンタム回路の数値的には?ですが) http://blgid1974.blog13.fc2.com/blog-entry-39.html なので、 DI側はコンデンサを通過して出力すればOKです。 なお、コンデンサの出力側に+-それぞれに充分高い抵抗器でグランドに落としておくとファンタムが入ったままケーブルを引き抜いた場合にも出力端子が帯電したままにならず安心でしょう。 コンデンサは、回路設計によってはファンタムON-OFFで極性が反転する可能性がありますのでノンポーラ50V耐圧を使いましょう。 容量は、インピーダンスによって変わります。ハイパスフィルターになりますので低音の量感を損なわないように決めてください。2μ程度で良い場合もあれば50μ以上必要な場合もあります。 -----||----+---○ hot $ ----------+---○ grand $ -----||----+---○ cold フォントなどにより、図がずれるかもしれません。$は抵抗器のつもりです。
お礼
すばやいご回答ありがとうございます! 「コンデンサは直流カットする」という基本は、ミキサー側から回路へといく逆の流れでも同じく直流カットする働きをするということですよね! 現在+にも-にも100V耐圧のバイポーラコンデンサをいれているためファンタム48Vは大丈夫そうですね。おかげさまで安心しました。てっきり保護回路かなにか用意するのが常識かと思い、調べているところでした。 以下、いくつか合わせてお伺いさせてください。 1,抵抗器を挟むというのは今回はじめて勉強させていただきました。この場合の抵抗器の値の決め方は何か決まりがあるのでしょうか??信号経路なので音質への影響もあるのでしょうか。 2,コンデンサの容量なのですが、エレキベースが主な接続楽器のため、数値をカット&トライで試している最中です。現在入出力コンデンサは少しずつ大きくしていき、10μでなかなか音のバランスとして良い調子なのですが、もっと大きい値にした方が低音はでるという認識で間違いはありませんか?
お礼
追加の質問にも素早くお答えいただき、ありがとうございます! ご回答内容を元に、現場に持ち込んでもご迷惑をかけることのない回路になるよう変更調整したいと思います。