身長の手術をしようと考えている高校一年生の男です。
以前、中2ごろから身長の伸びが止まっているので病院で診てもらいました。
やはり、身長が伸びるかどうかを示す「骨端線」がもう残ってなくて、身長は伸びないそうです。
今身長は168cmほどあります。
この身長を見てひょっとしたら「低くない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし現実、今之高校生のほとんどは170cm異常で15人に一人は180cm、もしくはそれに近い身長です。
女の人ならば、10~20代で170cm前後と言えば珍しくありません。
それに結婚相手で、「170cmより小さい男とは結婚しない」という人が多くて、170cmよりわずか2cm低い168cmであっても低いという周りの印象は最早避けられません。
原因ではないかと思うことを考えてみました。
まず、小学校に入って直後にいじめにあったこと。
いじめと言えば、「悪口」が思い当たると思いますが、僕の場合は「暴言」の上に顔にあざを作るまでのものでした。
小学校1年生のころ、クラスには男女ともに「ボス」(言い方が悪いですが)のような存在の子がいて
それをその「ボス」の子を固める家来のごとく、友達もこぞっていじめをするといった環境でした。
担任の先生もそのようなことに何の対処も出来ず、結局転校した人以外は同じ学年のメンバーで中3まで過ごしました。
体育が苦手で、運動神経はゼロでした。このころは背もかなり高く、毎年同じ種目を体育でやりましたので、自分が一番できなくて笑われ馬鹿にされ、授業を受けていました。
学校に居づらくて、中3の受験の段階でも自分の「陰口」を言う人が絶えず、じっとこらえて勉強に打ち込むほかありませんでした。
中3になって、塾に通い、勉強の日々を過ごし、今年ようやく国公立大を目指す私立高校に受かりました。
そして頑張り次第で京大迄いける(実例がある)ということを担任の先生から伺いました。
しかし、小学校中学校のトラウマを背負ったまま入学せざる負えなくて結局友達とも上手くいかず、
努力しては失敗し、嫌になって、自殺を考えて、父親の暴言を受けて、それでも努力して今まで頑張ってきました。
ある程度の学力を持って入学したはずなのに、クラス最下位になってしまっていたのがうそのように成績が伸びました。今成績はクラス真ん中ぐらいになりつつあると思います。
これには担任の先生も驚いて、今ようやっと前が見えてきました。
今、たった一つだけ悩みがあります。
身長のことです。
小学校のころアトピーがひどくて「ぶつぶつだ!」「ゾンビだ」と馬鹿にされていたのがいまだに現実であるかのように悩んでいます。
勉強ができれば、学歴が高くて金持ちならば、それどころか「外見は関係ない、中身だ」と思っている人がほとんどだと思います。
でも僕は違います。
勉強ができようが、金持ちであろうが、顔が不細工で身長が低いチビならば、所詮「キモい」という印象から逃れることはできない。
明治時代に背の低い有能な政治家が、中国の大柄な政治家に「お前はこの中で一番背が低いようだが、お前の国では皆そのように背が低いのか。」と言われたことがあるという話を知っています。
この人もそうですが、有能であれ、頭がよく性格がよく金持ちであっても、外見が並より悪ければ、
人々からは「背が低いくせに金持ちだ」と思われるのではないですか。
自分がいくら勉強して、いい大学に入っても、結婚しても、誰も認めてくれない。
世の中の人なんて生まれもったものや才能で人間を判断するような人ばかりであることを思うと
意味のないことに感じられてなりません。
僕は日本史が好きなのでいろんなことをした人、いろんな人がいることは知っています。
知れば知るほど、日本人がいかに優れた民族であるかを思い知ります。
豊臣秀吉がもし、徳川家康と同じ武士の出身なら、百姓(農民出身)だと馬鹿にされることもなかったし、政権が滅ぶこともなかったのではないのですか。
太閤殿下に最期まで忠義を貫いた人なんてそういませんよね。
人の努力では、身長はどうすることもできない。自分にとってこれ以上人に馬鹿にされ、「気持ち悪い」という言葉をぶつけられるのは耐えられません。
身長は病院の先生によると今では手術によっていくらでも伸ばすことができるそうです。
手術なんてそんな怖いことできない。もう諦めようって思いました。
でも、その手術で身長によって馬鹿にされることがなくて自分に自信が持てるならしてもいいのではないかと思うようになりました。
これから僕はどうすればいいのでしょう。
やっぱりこれ以上馬鹿にされて生きていくしかないのでしょうか。そのような人生意味があるのですか。