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寺山修司と五木寛之
20代の時、寺山修司(詩)が好きでよく読んでおりました。 そのことを知っている友人に先日、 五木寛之の「林住期」の一節のメールを引用して書き送ったところ、 「信じられない!寺山読んで、五木読むなんて!」 と激しく罵倒されてしまいました。 理由を聞いたところ「分かんないならいいわよ!」 と冷たく扱われてしまいました。 私には彼女の「怒り」が理解できないのですが、 お分かりの方がいらしたら、お教えいただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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お友達には、「寺山 = 前衛」、「五木 = 通俗」という思い込みがあるのではないでしょうか。 そのお友達に、例えば「寺山は盗作の常習犯で、でも憎めないおもろいおっちゃん」と言ってみたらいかがでしょう。デビュー作の短歌から、遺作の映画『さらば箱舟』(マルケスとの間で揉めて公開が遅れた)までパクリでした。意外と俗物です。それでも天才だし、剽窃の前衛というのが痛快ですよね。 一方、五木は通俗的とも言われますが、骨がある人ですね。アメリカのベストセラー『かもめのジョナサン』を翻訳して(監訳?)、日本でも売れました。その序文で「食べることとセックスとを、これほど排除した小説を知らない」と記しています。訳者でありながら、その作品を批判したのです。 擬人化されたカモメが、食も性も抜きにして飛び方に凝り、やたらと精神的な高みへ翔け上っていくという、けったいなニューエイジみたいな本でした。
お礼
korokoro1980さま ありがとうございました。 とってもスッキリいたしました。 「寺山は盗作の常習犯で、でも憎めないおもろいおっちゃん」 ↑説得力あります! 否!有り過ぎ! 「剽窃の前衛」 ↑説得力あります! 否!有り過ぎ! 05月18日 04:55、教えて!gooより届いたメール。 下記の質問はご投稿いただいてから2週間を過ぎましたが、 現在のところ、 回答が寄せられていないようです。 一旦現在のご質問を削除した上で、別のカテゴリーに 質問しなおしますと、回答が寄せられやすくなる場合もあるかと存じます。 一度ご検討ください。 というメッセージとともに「質問の削除手順」の ご案内までご丁寧にナビして下さっていました。 あ~ぁ、諦めて「質問の削除手順」を踏まなくて本当に良かったです。