刑法の時効について基本知識

質問

犯行の時点からは時間が経ち公訴時効が過ぎた場合で
犯行を知ってからは半年も経っていない場合
刑事告訴は出来ますか？
例えば名誉毀損罪の場合。

回答No.1

chie65536（@chie65535） · ベストアンサー

公訴時効の起算点は「犯罪行為が終わった時」です。

時効は、犯罪行為が終わった時から進行するので、公訴時効が成立すると、検察官は裁判所に起訴状を提出できません。

＞刑事告訴は出来ますか？

・親告罪の告訴期間

告訴期間は、犯人を知った日から６ヶ月（初日不算入）が経過するか、時効が完成するまで。

従って、６ヶ月経過後の告訴は、時効が未完成でも無効。

名誉毀損罪は親告罪ですので、こちらが適用されます。

時効が完成している場合、犯人を知った当日であっても、告訴できません。

なお、親告罪であっても、性犯罪について行う告訴、外国の代表者が行う告訴は、公訴時効が完成するまでが「告訴期間」になります。

・非親告罪の告訴期間

告訴期間の制限はないため、公訴時効が完成するまで告訴をすることができる。

従って、時効が完成すると、告訴は無効です。

「犯行をいつ知ったか」は関係ありません。

お礼

ありがとう。そうすると
犯行があったこと自体を知らないときでも
時効は中断せずに流れていくのですね。
被害者にとっては理不尽なものですね。