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魚の痛覚について
生物学の範疇かもしれませんが、以前から気になっていたので教えてください。 魚は、水揚げされるときに息が出来なくて苦しく悶絶するのですか? それは哺乳類の窒素死と比べて変わらないのでしょうか。 実際に、食用魚がどれだけ痛覚を感じるのか疑問です。 よろしくお願いします。
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総ての生物には自己防衛本能が備わっています。 人間の自己防衛本能は「痛み」や「怖さ」です。 そして、魚たちにも、人間と同じ「痛っ!」や「苦しい!」という感覚(=痛覚)があるのでしょうか? 以前、調べてみたのですが、「Animal Welfare Science Essays 2004」には、ニジマスに痛みを感じる痛点の存在が確認されたと書かれています。 普通の水槽と、鎮静剤を溶かし込んだ水槽を準備し、魚体に傷を付けて研究するなど、なかなか衝撃的な実験が行われています。 その数年前には、オーストラリアの学者がロブスターの痛点の存在を確認したと発表しています。 因みに、現在、オーストラリアでは調理において、ロブスターの絞め方が法律で決められています。 冷水にて仮死状態にしてから脳のある頭部を一気に包丁を入れるなど、極力ロブスターに痛みや苦しみを与えない方法で絶命させなければならない。 守らない場合は罰則あり。 オーストラリアでは、ロブスターも「牛、豚、鶏」の絶命と同じに扱われています。 生物科学の進歩により、様々な生物の痛みなども徐々に解明されつつあります。 すべての魚たちに当てはまるとは限りませんが、魚やエビたちは我々が考えている以上に高等感覚を持った生物のようです。 ・Animal Welfare Science Essays 2004 (Pain and welfare in rainbow trout) http://vip.vetsci.usyd.edu.au/contentUpload/content_3076/Cohen.pdf ・Do fish feel pain? http://www.slate.com/articles/health_and_science/green_room/2009/05/frying_nemo.html ・魚は痛みを感じるか?「中段あたりです。」
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- PeachMan
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水揚げされた魚は、だれかに水中に沈められたときのような悶絶感はたぶんあることでしょう。 息ができない苦しさは、生き物として死を意識する瞬間であることに違いはありません。 しかし、痛覚についてはなんともいえない部分があります。 たとえばピラニアは、エサとまちがえて仲間に腹を半分食いちぎられても平気で泳いでいます。 人間だったらその場でショック死するか、のたうちまわっているところでしょう? 指で触られたら反応するので神経はあるようですけど、痛さは感じないのではないでしょうか。
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確かに泳いでいますね。悶絶、絶望感はあっても痛覚は哺乳類ほどないのでしょうか。ありがとうございました。
- Willyt
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専門家から人間が感じるような痛覚はないと聞かされたのですが、ウラを取ったわけではありません(^_^;) 大量に棲息することで生き延びているのですから、進化の法則から推察するとそのとおりだと頷けるものですがね。 魚が死ぬのは窒息によるものです。エラは水中に溶けている酸素を取り込むようにできている器官ですから、空気中に抛り出されると酸素を取り込めなくなります。でも鯉やウナギは結構生きているようですね。
お礼
早速のお答えありがとうございました。私も、「痛みはあまりない気がする」と聞いたことはありますが、気がする、なだけに疑問でした。 専門家がそうおっしゃるのですね。 水揚げされて息ができなくなっても、哺乳類が水に沈められるほどじゃなさそうと考えていいのでしょうか。ありがとうございました。
お礼
ニジマスに痛覚があったのですね。大変に詳しいお答えをどうもありがとうございました!お陰で、よくわかりました。ロブスターの法律もあるんですね。 それにしても、鎮静剤はえげつない実験の気がしますが、、そうする手段以外に調べる方法はなかったのでしょうか。 私は以前に、界面活性剤がいかに有毒かという目的の、洗剤の界面活性剤を入れた水槽といれていない水槽での金魚の生息時間の実験の映像を見せられましたが、そのあと気持ち悪くなりました。