30代♂です。私が10代の頃に、オーディオのコンポーネントブームがありました(たぶん戦後の何度目かのブームだと思います)。
コンポーネントということで、プレーヤー(当時はレコードプレーヤーやカセットデッキ)、プリアンプ、メインアンプ(パワーアンプ)、イコライザー、3ウェイスピーカー、などのように、機能別に装置が分かれており、最近多いプレーヤー部分とアンプの部分が一緒になった一体型は、安くてダサいイメージがありました。
プリアンプとは、実際にスピーカーを鳴らすメインアンプの前に、プレーヤーから入ってきた信号を制御して音量調節やトーンなどを整えるものでした。
そのうしろにメインアンプがあり、音量はプリ(前の)アンプで調整するため、メインアンプには音量ボリュームもなにもない、ただの箱=増幅器でした。
このメインアンプが、当時でもトランジスターでできたアンプか、真空管で構成されたアンプかで、音が違うといわれていました。(プリアンプはいろいろ制御するため、トランジスタがほとんどでした)
当時はいまほどデジタル技術は進んでいなかったと思いますが、トランジスタで処理する音は信号の制御がきちっとしているため、メリハリやキレもよく固めの音がすると言われていました。
反対に真空管アンプは、プリアンプから制御された信号がきちっと入って来ても、真空管の中で信号が処理されるとき、真空管はいわゆる電流流しっぱなしのアナログ管で、トランジスタほどのきちっとした処理が行えないため、いわゆる処理が甘くなり、それが逆にソフトでありメローな音になると言われていました。
あと大きなスピーカーで音を鳴らす場合、真空管アンプほど低音域のドライブ感(ベースの弦のうねりとかバスドラムの響きの深さなど)があるといわれていました。
当時、銀在のソニービルに真空管むきだしのアンプがありましたが、アンプの音の違いなのか、スピーカーの性能の違いなのか実はよくわかりませんでした。
補足
ご返答ありがとうございました! 新たに質問したいことがあるのですが、 真空管のギターアンプは、大音量(ライブハウスとか)の場合はトランジスタより音が悪くなるのでしょうか? もしよろしければご回答下さい☆