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送信管845を使った真空管アンプの音
- KT-88プッシュプル 60Wx2の真空管アンプを使用して、音楽を楽しんでいます。
- 6AS7(300Bの小型の感じ)プッシュプルを試したが、低能率のスピーカーでは満足のいく音質にならず、安っぽい音になってしまった。
- 次には送信管845を試してみたいが、値段も高いため、慎重に選びたいと思っている。
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再び iBook-2001 です♪ お礼を書き込んでくださり、ありがとうございます。 845などは、300BーPPでも出力不足の場合にブースターアンプとして利用した時代も有ります。 当時のスピーカーは高能率ですので、御質問者様の87dBと言うスピーカーは存在しなかった時代です。 たとえば、、A-7 http://speaker.kir.jp/altec/a7-500-8.htm スペック上、87dBと97dBでアンプのパワーは1/10で同じ音量。100dBなら1/20のアンプで同等です。 88で30Wに87dBスピーカーでしたら、300Bで1.5Wに100dBのスピーカーで同じ最大音量が得られるスピーカーですね。 そのような時代でしたので、300Bシングルはそもそも大出力ですし、上記のスピーカーとの組み合わせで、実際に小規模から中規模のホール(シアター)で運用しています。大規模にはPP化が必要で、屋外のコンサート等で更なるブースターアンプに211や845を組み合わせた事例が有るという記事を見た事が有る程度ですよ。 十畳程度の室内で音楽を鑑賞するなら、最大音響パワーが100dBなんてほぼ不要でしょう。 平均試聴が85dB程度でダイナミックレンジ上から上限+10dB(アンプのパワーで10倍)まで安定した音質が得られれば音楽は十分に楽しめます(人によりますが、、、) 大抵、スピーカーの効率が1mで測定されていますので、スピーカーとの距離が2倍の2mなら音量は1/4に成りますので、(理論的には距離差の二乗に反比例します)アンプのパワーは机上の計算上4倍を確保したい所ですね。 実際には室内の反射音も有るので、それほど音量的に減衰しませんから、まぁ2倍程度、、 それから、これは体験上の何となく思える状況なのですが、NFBが多いアンプには重い振動板のスピーカー、NFBが浅いとか無帰還アンプには振動系が軽量のスピーカーがそれぞれ良い面が聞き取れる可能性が高いと思いますよ。 残念ながら、同じ口径で振動系の質量が軽いユニットは低音再生に大きな箱で工夫が必要に成る事が多いのが多くの経験から傾向的に間違いないようです。 現代的なスピーカーで、本来の300Bアンプがメリットを発揮出来る製品はほとんど無いと言えば大げさでしょうか? すでにアンプが2種ですから、スピーカーを追加して、組み合わせにより4通りの音質を楽しんでみるのも良いと思います。 同じトランペットでも、演奏者や楽器メーカーなど、それぞれで微妙に違う音が得られ、それぞれの良さが有るので、どれが最高かって、言い切れませんものね。
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- e_Chikama
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再度、NO-4です。 トランスドライブとは、(正式な名称ではないかも?)出力管のグリッド制御方法です。 普通のアンプは、出力管のグリッド制御はカップリングコンデンサーを入れ信号分のみ入れ、直流分をカットしてカソードの電位(直流)をグリッドより上げる(自己バイアス)又は、グリッドに-電位(直流)を加える(固定バイアス)方法が採用されています。 トランスドライブとは、トランス(インターステージトランス)を採用します。 簡単に言えば、出力管のグリッドをトランスを通じて信号分を入れる方法です。 出力を上げるには、グリッド電圧の信号(交流)電圧が大きくなりますので、グリッド電流が流れやすくなります。 トランス式は少々流れても、変化は少ない為過負荷でもグイグイルと粘る音を出します。 (例えるなら、ディーゼルエンジンです高負荷でもグイグイと粘ります) 普通のカップリングコンデンサー式は、有る程度音量を上げるとグリッド電流が流れた時、直流バイアス電位が変化しますので、腰砕けの様な音になります。 トランスドライブ方式は、トランスを入れる事により、超低域や超高域のフィルターとなりますので、聴き疲れのしない明瞭な音質になります。 欠点は、高コストになる事でしょうか?。 これ以上になりますと、話が堅くなりますので割愛します。 私の考えは、今までの経験から オーディオの音は、絶対に測定器的な考え(スペック重視)では有りません。 机上の論理です。 人間が聴くのです、心よく聞こえ長時間聴いても疲れなく、そしてダイナミックある音が良い音と思っています。 私は、JBLのスピーカーを使用しています。 長々書きましたが、何かの参考にして下さい。
お礼
補足説明ありがとうございました。 参考になりました。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 私は主にスピーカー工作が好きな素人です。 スピーカーの条件から、88PPは最適な組み合わせの一つかと想像いたします。(同等の6550PPでも同じように最適な一つと想像いたします。) 845や211等は1000V以上、低く扱っても800V以上を利用しますので、配線材やターミナル、配線手法と測定時の注意がより必要で、触れた瞬間に死亡に至る感電事故は回避してください。 そもそも、300Bと6AS7を比較しても、周辺パーツ等へのコストの掛け方も違ってきますでしょうし、同列に音質評価するのは多少無理があるような気もします。 なにより、低帰還で利用される事が多い3極管は、現代的な重くて動きにくい振動板のスピーカーには向きませんよ。アンプ側の軽快ではつらつとしたサウンドイメージが、スピーカーをコントロールしきれずに鈍重で低音感が得にくい音とかんじてしまいがちです。 (あくまで個人的感想です。) アンプがストレートに送り出した電力で、あとはスピーカー任せ と言う、高能率で定評のスピーカーとの組み合わせで本当の良さが見えてくるのが、無帰還シングル3極管アンプですし、現代的なスピーカーは低音を出す為に振動系に重りを取り付けて、アンプ側の駆動力を頼りにした物では負帰還が多い多極管PPアンプや半導体アンプを前提に造られてしまっています。 6AS7PPアンプでも、振動系が軽くて高効率のスピーカーでしたら、88PPにも負けない評価が出てくる可能性がありそうです。 300Bはちょいと個性的なサウンドで、ハマッタ人には換えがたい逸品です。 私も試しに借りてきて、ヴィンテージのアルテックフルレンジを鳴らしたとき、デュークエリントンは良かったですよ~♪ ベルリンフィルは、今のマランツアンプのが好みですけれど、、、 ちなみにユニットは755Eで、アルテックの中ではネクラサウンドと言われてますかねぇ(苦笑) http://www.e-staff-net.com/used/sp-unit/altec_755e/altec_755e.html とうぜん、多数の自作スピーカーで試しましたが、フォステクスのFE83は良かったけれど、他の同社ユニット物やLCフルレンジ、ビクターのSX-3,SX-7、ボーズもJBLの小型機もSONYやテクニクスも300Bのメリットはあまり強く無かった、デメリットの方が目立ったスピーカーは、ヨーロッパ系の自作機(ディナ、スキャン、等)が顕著でしたでしょうかねぇ。(あくまで、個人的感想です、しつこいようですが、苦笑) スピーカーを駆動するアンプですから、スピーカーに合ったアンプを組み合わせる事に重点を置いていただけたらと思います。 私は、あくまでスピーカー工作でいろいろ違うサウンドが楽しみたい、素人の一人ですので、なにか参考にでも成りましたら幸いです♪
お礼
回答ありがとうございました。 845は危険な割りに良い結果が得られそうにないので考え直します。 その代わりに次の事を考えようと思います。 (1)300Bが聴いて見たくなったので、300Bとそれに合うスピーカーを買う。 300Bはシングルがその特徴が出るらしいので300B A級シングルとスピーカーは高能率品。 ゆったりと鳴らせるスピーカーが良いと思いますが、メーカーと型番は何がお勧めでしょうか? (2)今回は新しいアンプを買うのはやめて、KT-88の改造をもう少し進め、高音質化をはかる。 球の交換とドライブ回路の変更。
- e_Chikama
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私は現在、845シングルと300Bプッシュプル及び300Bシングアンプを使用しています。 全部トランスドライブです。 (直熱管はグリッドに電流が流れやすくなるため、出力を上げると腰砕けの様になります)これを防ぐため、トランスで出力管のグリッドをドライブします。 質問者様、直熱管トランスドライブの音を聴いた事は有りますか? (普通の真空管アンプはコストの問題でトランスドライブは採用していません。) > ドライブ管が300Bで出力管が845なんて、なんと贅沢。 この件ですが、贅沢で何でも有りません。ドライブ管の問題ではなく、先ほどのグリッド電流が流れやすく、腰砕けの音を防ぐためと、メーカーですから低コストでイメージの向上を図るためと思っています。 音量を上げると、普通のアンプとトランスドライブのアンプと断然音が変わります。 > 昨年の暮れに少し手ごろ価格の6AS7(300Bの小型の感じ)プッシュプルを買ったけど、構成が良くないせい?(トランスのせい?)か、いくら改造しても、低能率の大型スピーカーを鳴らしきらない。高能率の小型SPならまだ聞ける。 300Bと6AS7の比較は、300B可哀そうです、全く別物です。(せめて2A3位と比較なら?) 出力トランスはコアーの大きい物を使用する事です。(シングルは特に) 私の経験では、普通の真空管アンプとトランスドライブアンプとでは、音質や大出力での音は異なります、欠点はコストがかかる事ですかる。 845アンプですが、1000v近くの電圧を利用しますので、最初は300Bアンプから挑戦した方が安全です。 提案ですが、それなりの技術をお持ちであれば、一度簡単にトランスドライブのアンプを試作してはどうですか? 参考までに ”自作真空管アンプ製作日記 ”をどうぞ。
お礼
回答ありがとうございました。 トランスドライブとは、どんな回路でしょうか? 参考になるサイトがあれば教えてください。 845は電圧が高くて危険ですね。 300Bは以前から興味がありますが、今のフロアスタンド、トールボーイタイプ 87dbでは鳴らしきれないのではと心配です。300Bを買うなら、同時にスピーカーの購入も必要ですね。お勧めのスピーカーがあれば教えてください。 たぶん、ゆったりと鳴らせるものが良いのでしょうね。
- nokata
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845シングルモノラルアンプということでしょうか? それとも845PPモノラルアンプということでしょうか? 845シングルの場合は低域が痩せているせいか、300Bと同じように安っぽく聞こえるかもしれません。 それに一般的にトールボーイタイプのスピーカーですと、重低音域に無理強いをしなければならず、安っぽさは増すばかりですね。 でも、PPにするかシングルでも低域の周波数を補正すればたぶんそれは解決されると思います。 211と845を比較すると低域のやせ細りは211のほうが顕著に表れていると思います。 思いこみかもしれませんが、力強さとスケール感では、KT88と比べると845のほうが、上と見ました。 わたしが聞いたのはこのシリーズです。↓ http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=513 http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=634 シングルのほうは前段が300Bではないです。
お礼
回答ありがとうございました。 このサンバレーのサイトを見ると良さそうですが、、他の人の意見を読むと悩みますね。
送信管はプレート損失が大きいので、パワー管に使用する事は、 昔から有りました。 アマチュア無線では有名な送信管807で試した事有りますが、 パワーは狙い通りに出ましたが音質は当時の新型管6CA7に、 遠く及びませんでした。 送信管を使用するのは、実験的な遊びの範疇ですね。 映画館の音声用に作られたウェスタンの300Bは憧れの、 真空管でした、色々なパワー管のアンプ作りましたが、米国製の 300Bより優れた物無かったですね、音質面では、東芝6GA4が 対抗出来ましたが、パワーで及びません、国産愛好の私には、誠に、 口惜しい思いでした。 ビーム管のKT-88より三極管の300Bの方が確実に良い音が します、三極管は構造上、偶数の高調波が発生しないからです。 300Bでのアンプの製作を、御奨めします、送信管をオーディオ アンプなんて、止めたが良いですよ、高電圧を扱うのですから、火災 位で済まなく、命の危険も有ります、音質は300Bに遠く遠く及び ません、ただの浪費になります。 真空管アンプの最大のネックは出力トランスの存在です、出力トランス の性能以上には、ならないのです、オーディオの世界で、音質、コスト でトランジスターに勝てなかったのです。 KT-88の三極管使用を試されたら如何でしょうか、 共産圏製作の真空管は特性にバラツキが大きいので、4本の KT-88 の特性を測定して、特性の近い物を組み合わせる、 など音質向上には色々な方策が有りますよ。
お礼
ありがとうございます。 送信管845を選ぶのは、危険ですね。 考え直します。 300Bも欲しかったのですが、フロアー型の87db位のスピーカーは鳴らしきれないとメーカーの人に言われて断念しました。 プッシュプルで出力の大きい300Bなら良いと思いますが、なかなか見当たりません。
- bougainvillea7
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(サイアナ・クラール)=Diana Krall? 自作アンプですか? 回路は何型ですか? KT88はどこの球? トランスは? >自分で部品交換してバージョンアップして、買った時よりも音質もかなり向上しています。 何を交換してバージョンアップしたんですか? 交換部品とか回路変更個所とかを書くべきと思いますが。 >6AS7(300Bの小型の感じ)プッシュプル 300Bと同列には比べられないと思います。 >ドライブ管が300Bで出力管が845なんて、なんと贅沢。 >しかも、モノ構成を狙っています。 佐久間駿氏の影がちらちらしますね。 プレート電圧が1000V以上なので感電には気をつけてください。 845にしろ211にしても送信管としての設計なので、プレート電圧の高さ、バイアスの深さ等作りにくさは一番ですね、なのでドライブに300Bなどという発想が出るんですね。 もったいない話です 確かにPPとシングルでは音の違いはありますが、私ならKT88をチューニングしてスピーカーにお金をかけたいですね. 又は300Bシングルで高能率のスピーカーと組み合わせたいです。 オーディオは奥の深い金の掛かる趣味なので、他人の意見を聞いても音を言葉で表すのは難しいので、いろいろな機種を試聴して選ぶ習慣をつけることを勧めます。
お礼
回答ありがとうございます。 ダイアナ・クラールのタイプミスでした。失礼しました。 KT88はプッシュプルの構成です。 前段はカソード結合のムラード型と思います。 購入品です。 トランスはOFCを使って巻いてあります。かなり大きいです。 送信管845の選択は??ですか。 もうちょっと慎重に考えながら、暫くKT-88でチューニングで楽しみます。
お礼
補足回答ありがとうございました。 よくわかりました。 しばらくはスピーカとアンプの組み合わせを変えて楽しんでみます。 300B PPも検討します。