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大学教員の異動について
- 大学教員が他の学科に移動する際、希望があるのか、異動が言い渡されるのか気になる。
- 理学療法学科の教員が新しくできる学科に異動する場合、どのような条件で異動が行われるのか疑問。
- 大学教員の異動は希望に基づく場合もあれば、上からの指示による場合もあるのか疑問。
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質問者が選んだベストアンサー
よくは知りませんが、 例えば、Aの助教→Bの准教授、Aの准教授→Bの教授、なんてことも。 設備や通いやすさなどの環境面や各種条件がA<Bであることも。人に依りますからね。 ド田舎でろくな学生が集まらないAに辟易しているところに、都市部にBができた、なんてことも。 実家に近い、なんてことも。 派閥のボスに言われて、ということもあるかもしれません。最近はもっとオープン(公募)なのかもしれませんが。 理念に共感して、って人も居るかも知れません。 しかし、普通は理念より研究環境かと。 理念に共感したところで、研究実績がなければ希望するところへの異動は先々困難になるでしょうから。
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- tanuki4u
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現職の教員の方も書かれているので、烏滸がましい部分もありますが、一般社会人から見ての特徴を書かせていただきます。 学の独立 早稲田の応援歌に学の独立とありますが、実態として言えば、「教授の独立」です。大学は教授という中小企業の集合体なんです。 例えて言えば、経団連の会長が「経済界としてはこうしたい」としても個別の企業は「うちの企業は生き残るために、従いません」と言えば、強制力も何もない。 なのでNo2にあるように、ネゴシエーションの世界となります。 国立大学の場合、現在は建前としては 国立大学法人 ○○大学 となっていますが、最近までは、文部省という国家に雇われていたので、各大学の学長の権限は弱かった。 元東工大の教授だった 今野 浩の専門でないエッセイ本のようなものに結構そのへんの実情は書いてあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E9%87%8E%E6%B5%A9
お礼
ありがとうございました
さらに補筆。 >話を受けた教員が能無しの厄介者であったりすると,「いびり出される」という状況にもなりえます。 「それで新学科は困らないのか?」という疑問が生じたでしょうね。まず,その教員の定年までは「飼い殺し」になります。いなくなった後に,公募でまともな教員を採用すればいいのです。だから,新学科が欲しかったのは人物ではなく,椅子(教員定員ひいては学生定員)だったということです。 ぼくら大学教員も,浮き世に生きてるんですよ 爆。
お礼
補足ありがとうございます
- TUNE0040
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「教員」というのは、どういう立場の方でしょうか? 教授、准教授というのは、その大学に籍を置く、いわゆる専属の教員です。 非常勤講師、嘱託講師というのは、他の大学ないし企業等に籍を置く教員です。 質問者さんのいう教員はどちらですか? 専任の場合は、研究する専門分野によってどの学科に属するかが決まります。 希望もあるでしょうが、学科に即した研究でなくては意味がありませんから、理学療法が専門なら異動になるでしょうね。ただ、講義・講座は継続して受け持つこともあるでしょう。 専任でない場合は、何とも言えません。その大学の方針によるのではないでしょうか。
お礼
言葉が足りずにすみません 専任の教員のことです ありがとうございました
補筆。 >移動の場合は,やっかい・・・旧学科で減った教員を補充しない場合は,学生定員も減らします。 旧学科の人気が低下し合格最低点も底なし沼になってくると,大学上層部から「教員・学生定員を減らせ。なんなら時代遅れの学科は廃止してもいいんだぜ」という圧力がかかります。そうなると学部長・学科長は苦境に立たされますね。ロシアン・ルーレットこそやりませんが,「だれかが犠牲になって新学科に移る」という苦渋の決断をしなければなりません。新学科設立には,こういう現象も抱き合わせになっているのです。
お礼
なるほど、深い事情があるんですね
- NiPdPt
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そもそもほぼ同じ内容の学科が新設されると言うこと自体が考えにくいですし、新設される所に誰かが移動すれば、その誰かのポストが空席になります。だとすれば、それを補充する必要があります。そういったこと考えれば新設では、中核となる人を除き、新たに人を集める方が効率的でしょう。ですので、そもそもそういった移動自体がありそうにないことです。
お礼
そうですね ありがとうございました
学科を新設・改組するときには,あらかじめ文科省にプランを示して認可を受けなければいけません。そのプランには,新学科の教育目標やカリキュラム,教員構成,授与できる学位などいっさいがふくまれます。このプランニングの段階で,どの分野で何人の教員(職階ごとに何人)が必要という数字がでてきますから,学内から「新旧両方に兼務」を含めてかき集めたり,新規採用しなければなりません。 兼務の場合は,比較的に簡単です。理事や学部長が「あんたも新設の○○学科を担当してくれない?」とネゴシエートします。話を受けたほうも,大学を助けようという殊勝な精神とか,学内での地位を高めようとか,研究費を二重にもらえるかもしれんとか,いろいろな思惑で承諾します。これは業務命令ではありません(少なくとも国立大学では)。どさくさにまぎれて勝手に名前を使われることもありますがね(以前ぼくはその扱いを受けました)。私立大学で理事あたりが強権をもっているところは,有無を言わさないものもあるんじゃないかと思います。 移動の場合は,やっかいです。すでに旧学科で蓄積した機材・図書,教材,指導学生という財産がありますので,快諾する教員は少ないでしょう。文科省に提示した新学科の理念なんて,だれも信じちゃいませんよ。「悪あがき」,「見かけ倒し」は明白ですから。そこで理事や学部長が「因果を含めて」という形になるでしょう。准教授ならご褒美ですぐ教授に昇進させようとか,新学科には大学の命運をかけて予算をつけるよ・・・なんてね。このとき,旧学科が路線を変えて別の分野の教員を採りたいと考えていたり,話を受けた教員が能無しの厄介者であったりすると,「いびり出される」という状況にもなりえます。旧学科で減った教員を補充しない場合は,学生定員も減らします。
お礼
ありがとうございました
お礼
分かりやすい解説をありがとうございます