大昔ですが、学生時代に四畳半の下宿に住んで、銭湯に通ったことがあります。
具体的な資料は持っていませんが、感じたことを書いてみます。
今は東京でも銭湯はどんどん少なくなっていますね。
地方都市では、ほとんど絶滅状態だと思います。
何しろ学生でもバス・トイレ付きのワンルームなどに住むのがふつうになっていますから、客が減って経営が苦しいのだろうと思います。
客が減るから料金を上げる、料金が上がるとますます客が減るという悪循環に陥っていると思います。
客の減少の他、高い煙突を立てる必要があるなどの事情もあり、ビルの中に設置するのが難しいのかもしれませんね。東京のように地価の高い所では、土地の有効利用という点でも、銭湯経営は苦しいのではないでしょうか。
経営者の高齢化が目立つようです。先行きの見通しが明るくはないので、後継者も少ないのでしょう。
その一方で、健康ランドなど、従来の銭湯より高級化した浴場は増えていて、そういう所は、それなりに繁盛しているようです。自分の家にお風呂があっても、健康ランドなら行ってみようという人もいます。従来型の銭湯が一軒もない新興都市でも、大規模な健康ランドがあったりします。従来の銭湯の衰退と、付加価値のついた新しいタイプの浴場の台頭という、対照的な現象が見られるようです。
銭湯の衰退は、地域コミュニティーの崩壊とも表裏の関係にあるように思います。
こんな所を具体的な資料で裏付ければ、面白い論文になると思います。
がんばってくださいね☆
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました