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捕らえたフセインを釈放しようと・・
フセインが捕まりました。 非常識な質問かと思うのですが 疑問があります。 私がフセイン派の残党ならば、例えば日本人の記者を人質に取り、アメリカをゆさぶります。アメリカは、日本での反米感情が高まらないように配慮する必要はありますし、かといってフセインを釈放するわけにもいかない。 もしアメリカが釈放を渋って、その日本人記者(仮)の身に何かがあった場合、日本国民は安保がどうこうなどとは言わず、アメリカを支持する政府を責めるでしょう。 かといってフセインを釈放できないアメリカは、事態を傍観し、事件が起こった後に、日本人被害者に多額なお金を支払うことでしか解決できないのではと思うのです。 単純ではありますが、ありえない話ではないと思います。みなさんは上記についてどうお考えになりますか? このような質問は一方では不謹慎かと思いますが、起こりうる事態に対してのご意見をお聞かせいただければと思います。宜しくお願いします。
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お早うございます、jixyoji-ですσ(^^)。 _(・・;φウッ・・・,ちょっと怖い発想ですね;^_^A。しかしアメリカはいくら同盟国の人間と言えど人質に取られたからといってフセイン大統領を絶対釈放しませんね。アメリカって絶対にテロには屈しない国のNo.1ですからね。例え2001年の同時多発テロのように事前に飛行機がどこかへ特攻かけるような事を察知したら,乗客が何人乗ってようが容赦なく撃墜します。アメリカは『Freeze!』といって止まらない奴は老若男女,肌の色を問わず発砲します。 今から24年前に起きたイラン革命の危惧から,『敵の敵は味方』の論理でフセイン大統領に徹底した軍事援助を行っておきしかも現ブッシュ政権の国防長官であるラムズフェルドを特使として派遣しておきながら,現在存在しない大量破壊兵器をさも存在するように大儀を作り,国連を無視してドンパチをおっぱじめる国がたかが日本の記者が拉致されたからと言って絶対にフセインを手放すわけがありません。 アメリカの格言にこういう言葉があるそうです。 【ネズミにクッキーをやると次にミルクを欲しがる】 例えばロシアで2002年にチェチェン武装勢力が劇場占拠した事件で武装勢力鎮圧の為に催眠ガスを使って人質含め128名以上が亡くなりました。日本では各Newsなどのコメントで否定的な意見が多かったようですが,世界ではかなり評価されておりロシアの現大統領プーチンも国内で評価され政権は維持されています。日本でこれと同じことをやったら政権ががたつく可能性があるかもしれませんが,グローバルスタンダードではごくごく当たり前の事のようですね。この一例を見てもアメリカの都合で利用した人物がいつのまにか【モンスター】となったフセインを何があろうとアメリカは手放しません。 「気ミュージカル劇場を武装グループが占拠。ロシアに残るチェチェンの爪跡」 http://www.rosianotomo.com/mostoday/nordost.htm それにもしフセインの残党がbabylipsさんの考えているような事を企んでいるのであれば,先月暮れに犠牲になった奥参事官と井ノ上三等書記官を殺さずに拉致するでしょうね。イラク国内にいる日本記者を人質に取るより遥かに公務員の方が効果は覿面です。 また1977年に起きた日本赤軍による日航機ハイジャック事件で【人命は地球より重い】という超法規措置のもとメンバー6人の釈放を認め600万ドルを渡した日本政府史上最大の汚点を残しており,世界から【新たなテロを誘発するだけ】と非難の雨あられを受けました。その後からテロリストに日本はテロを起こせば金を払う,という印象を強く残し北朝鮮の日本人拉致を誘発させたと言われています。日本人拉致は1970年代後半から活発化しており歴史が如実に物語っています。 「日本赤軍について」 http://yonejik.hypermart.net/topic/001117.html さらに付け加えるとすると人質誘拐事件程難易度の高い犯罪はないといわれています。テロであれば一方的にどこかを無作為に爆発などさせて犯行声明をメディアに流せばそれでO.K.です。しかし人質誘拐事件でしかもサダムフセインを釈放となるとテロと違い,相手が確実に決まり,人質の拉致,確保,その為の場所と人質が存命するだけの維持,サダムフセインの釈放の確認,と何重にも立ちはだかる難関を乗り超えなければいけません。アメリカ側と交渉するとなるとスペシャリストが用意されるので犯罪者側もそれなりの知識がないと成功する確率が極端に落ち,捕まるリスクが高くなります。武装勢力としてのレベルが高くても,人質誘拐&フセイン釈放となると話は変わってきます。 以上を包括的に踏まえるとアメリカも日本もテロに妥協する事はありませんし,ありえません。 それではよりよいネット環境をm(._.)m。
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- cse_ri2
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>私がフセイン派の残党ならば、例えば日本人の記者を >人質に取り、アメリカをゆさぶります。 今のアメリカは、絶対にテロに妥協しません。 仮に日本人でもアメリカ人でもかまいませんが、テロリスト に捕まったとしても、絶対に彼らの要求を飲まないでしょう。 そして、現地のあらゆる情報網を駆使して、捕まっている 場所を探し、特殊部隊で攻撃をかけます。 かなりの確率で人質は死亡するでしょうが、「残念な結果に終わった」 と現地の軍司令官が発表して終わりです。 もし、運良く人質が生きて解放されれば、ペルーの日本人 大使館人質事件を解決したフジモリ元大統領のように、 彼らは英雄となるかもしれません。 日本は、現役バリバリの外交官二名が殉職しても、イラク から手を引きませんでした。それが「テロに屈服しない」 ということです。 記者の一人や二人死んでも、路線変更することはまずありえない でしょう。
お礼
こんばんは。 お礼が遅くなって申し訳ありません。 大変参考になりました。 そうですか・・日本も屈していないのですね。 それは国民の自覚不足なのかもしれません。 ありがとうございました^^
- SCNK
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なかなか良い作戦だと思います。もっともよい人質が居ればですけどね。現実にはサダムフセインの残党は逃げるのがやっとなのでしょう。仮にやったとしても、米軍に探知されて襲撃されるのが落ちです。 むしろアルカイダなど海外勢力が実行部隊となった方がよいでしょうね。人質をとるのはイラク以外でも良いわけです。 ただサダムフセインを奪回することにどれだけの意味があるでしょう。確かに日本など意志薄弱なコアリションの一角を崩すのには効果があるでしょう。でもサダムフセインそのものには、すでに戦略的価値はないでしょう。別にサダム奪回を要求しても悪くはないですが、すでに日本人の人質をとれば目的は達成できますね。 必要なら米国はサダムフセインを殺害することだってできるわけです。(情報源として生かしておきたいなら、殺害をでっち上げればよい。)
お礼
こんばんは。 お礼が遅くなって申し訳ありません。 大変参考になりました。 そうですね、フセイン奪回しても何も逆転はしそうに ないですね。 穴に隠れていたくらいですし。 このような質問にお答えくださってありがとうございました^^
お礼
こんばんは。 お礼が遅くなって申し訳ありません。 大変参考になりました。 人質を取る事件を起こすのは難しいことなんですね。 浅はかな考えでした^^; ご丁寧に説明してくださってありがとうございました^^