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横風着陸時の旅客機の主脚について
ラジコンの飛行機であっても、横風着陸時にクラブをとったまま進入し(風上に機種を向けたままバンクさせず)接地直前に風上にバンクさせて主脚から接地させようとイメージして、しかし最後であおられて逆に風下側の主脚が先に接地してしまい、いとも簡単に横転してしまうのは何度か経験あります。 先日、元戦闘機乗りの自衛官の先輩とお話しする機会があり、その際「最近の旅客機はクラブとったままでも主脚を滑走路進行方向に曲げられるからそのまま接地・・・」という話をされて驚きました。 そんな機構が旅客機の主脚に取り入れられていたなんて生まれて初めて聞きました。 質問はその機構や制御についてなんですが、Webで検索してもあまり情報がありません。 どなたか説明お願いできませんか。 接地時に主脚タイヤ群が滑走路進行方向に向いているのなら確かにその分の横からの強度は落とせるとは思いますが、設計の難しそうな機構が実用化されているのに驚いています。
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- funflier
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No.1です。 B-52がクラブアングルを保ったまま着陸する理由がここにありました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E9%A2%A8%E7%9D%80%E9%99%B8 「高翼機であるが水平状態でも主翼端と地面の距離が少ないため、着陸時にほと んどバンクできない」だそうです。補足に提示されたサイトからIL-76の動画 もありますが、これも同様に明らかにバンクせずにクラブアングルを保った まま接地してリバースまでそのままです。 となると、私にはどうも「B-52、IL-76のような形態の機体特有の装備」なので はないかという気がします。 提示されたタイトルの動画を見ますと、確かに2:30位に接地するB-757-300を 見ると、クラブアングルを保ったまま右メイン、左メインの順で接地している 様に見えますが、(丁度滑走路起伏が邪魔ですが)すぐに向き直って真っ直ぐに なります。「クラブアングルを保ったまま接地し滑走する」のとは違うのでは ないかと思います。(単にアライン/デクラブが遅れただけ?)他は例外なく 接地寸前に滑走路にアラインしてますよね。 「見える/見えない」では結論出来ませんので、他の方の情報を私も期待します。 一つの提案としては、ラジコンの話から派生したご質問ですが、実機旅客機の ことになるので別カテゴリーで情報を募るというのもあると思います。 ここには「飛行機」を話題にする直接的なカテゴリーが無いのですが、自分の回答 履歴で実機関係のことでされた質問を見ると、「その他(趣味)」や「物理」 「科学」といったところで質問されてる様です。
- funflier
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いくつか例があります。 ・B-52(旅客機ではありませんが) この機体では全車輪のステアリングが可能で、滑走路方向と機首方向が 傾いたまま着陸が可能とのことです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/B-52_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F) ・B-747、B-777 これらはノーズステアリングに合わせてメインギアのステアリングも行う そうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%8D%E7%9D%80%E8%A3%85%E7%BD%AE 大雑把ですが777のステア方法は図もここにあります。 http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p128.html#02 ただ、上記wikiにもあるように、旅客機の場合は地上での旋回時に過大な 構造負荷がかからないためと、旋回半径が大きくなるのを避けるためで、 B-52の様に斜めになったまま接地出来るものは解りませんでした。 (B-52はタイヤ保護目的でそうするらしいのですが。) 普通はグランドセンシング(ノーズギア接地)しないとステアリングシステム は機械的に切り離されており、またノーズギアはギアダウンしてもストラットが 伸び切った状態(未接地)ではセンタリングカムで真っ直ぐです。「空中で」ステ アリングが切れる(あるいはノーズステアリングと無関係にメインギアを接地前に ステアリングしておける)旅客機が存在するのかは私も知りたいです。 私見ですが、旅客機は危険を冒して横風に無理に着陸する必要は無いのに 対し、国家非常時にそんなことは言ってられない軍用機は横風制限を大きく とるために付加されてる機能なんじゃないでしょうか。これは間違ってるかもしれ ません。そのお話をされた方に再度具体例をお聞きになって頂けませんか。 少なくともDC-10やA300あたりではメインギアのステアリングは無い筈です。 ただし、操作可能なタイプと同じ理由でどの機体も数度程度には可動します。 これは自動車のコンプライアンスステアと同様、タイヤ摩擦で「曲げられる」 のであってステアリング出来るのとは違います。これは機械的にセンタリング され、ダンパーでシミーが出ないようになっています。機構的にはランディング ギアストラットは伸びるシリンダーであり、メインギアはこれを固定部分と トルクリンクで接合してグルグル回らないようにしているので、ここを可動 にして油圧で動かせばいいので作ろうと思えばそう複雑でも無いと思います。 そういえばラジコンだと成家儀一氏の横風着陸、見たことがありますがクラブ ではなくスリップでアプローチしてました。神の領域でした。
補足
某動画サイト「ようつべ」探してたらありました。 Crosswind Landings during a storm at Düsseldorf で潜るとでます。 前脚と連動かどうかわかりませんが、主脚の見え方に違和感があります。 主脚1本当たり4個タイヤが付いてるものは可動してるように見えます。 もう少し他の方の回答もお待ちしましょう。 成家さんと言い、秋葉さんといい、てつおーさんもそうですが、一流フライヤーがやると不安無く見られるが、一般人が真似するとなぜか手に汗してしまう? 不思議です。
お礼
回答ありがとうございます。 確かにB52は傾けられそうもないですね、さらに風に正対する訳でもないので右翼と左翼の揚力バランスも気になります。 最初この質問を書く時、他のカテゴリーから探したのですがぴったりな感じがしなくて、自分の趣味のカテゴリーに書いてしまいました。 あと、下手にあちこち書くとマルチとか怒られそうで・・・まぁ急がないので様子見ます。