0.1秒以内にスタートしたらフライング?
https://www.daily.co.jp/general/2017/05/13/0010185039.shtml
100mでの桐生選手のフライングに疑問を感じます。
報道によれば、同選手はスタート合図後、0.084秒後に反応したにもかかわらずフライングで失格になったということです。これでは、彼が納得しないのも当然でしょう。
記事では0.1秒以内に反応するとフライングになるとあるのですが、そのルール自体が不当ではないでしょうか。
陸上のXm走のタイムというのは、本来は走者が反応した時点からXm走り切った瞬間までの時間であるべきでしょう(そういう計測も現代では可能でしょう)。走るタイムを競う競技であって、反射神経を競う競技ではないのですから。そうはいっても、全員で一斉にスタートして競うという形になっているので、スタート合図からの時間にしているわけです。0.1秒より早く体を動かしてはいけないというのであれば、タイムから0.1秒引き算しなければいけないのでは!と思いますよ。私に言わせれば、スターと合図の瞬間に体を動かせるよう、フライングのリスクを冒して、スタート合図のタイミングを読んでスタート合図のズバリ瞬間に体が動くようにするのも、選手の戦略としてありだと思うんですが、皆さんはどうお考えになりますか?走り幅跳びの踏切と同じだと思うんです。踏み切りラインギリギリで跳ぼうとすれば、失格のリスクが出てくる。リスクを避けて少し手前で跳ぶかは、選手の自由です。陸上のスタートも同様であるべきではないでしょうか。
少なくとも今回のように、合図を聞いてからスタートしたのに、反応が素早かったために失格になるというのは、不合理で改められる必要があるのではないでしょうか。そんなことになるくらいなら、一斉にスタートするのをやめ、個人別に「自分のタイミングでスタート」にして、動き始めから走り切るまでを計測したら?と言いたくなります。そちらの方がよほど純粋な、走る速さですから。
補足
さっそくありがとうございます。 フライングが実際どのように判定されるのか分かりました。 刺激から反応開始までは,0.2秒くらいは掛かるという生物学的事実に従って,かなり誤判断の可能性を考慮して,実際には,0.1秒未満でフライングという既読が国際的取り決めで決まっているのですね。水泳なども同じと考えていいのですね。 こうなると,フライング判定,タイムの自動計測,決勝の写真判定がないと,公式競技はできないのですね。もちろんストップウオッチなどの出番は当然ないわけですね。さらにトレーニングもそれらの設備がないとできませんね。アマチュアの趣味で100m走挑戦なんてことはありえないわけですね。なんて,老人の戯言にもなりそうもありませんね。