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陸上自衛隊の92式浮橋は輸出可能か?

テレビで災害時に自衛隊が素早く橋を設営する映像が出て、そのなかに92式浮橋というものが登場しました。 川沿いに並んだトラックから川に投入されたコンテナがパカッと開いて水面に浮かび、自衛隊員によってつなぎ合わされおよそ1時間で橋になるもので、重機も渡れるという優れものでした。 外国の防災関係者がこれ見たら導入したくなると思うんですが、そういった需要はあるんでしょうか? 技術的にはさほど難しいものではなく、どこの国でも自前で作れるんでしょうか? 需要はあっても、戦車でも渡れるスペックなんで輸出はまずいんでしょうか?

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  • Sasakik
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回答No.3

#2です。 >兵器でないものだけでも国際市場に出せればその問題もクリアできると思った次第です。 この手の装備品は、調達のみならず、維持費も含めたライフサイクルコストを軽減するため、同一の基本車体をベースに、それぞれの機能を持たせた各種の車両を展開する「ファミリー化」が進んでいる(因みに、最近は、コストダウンのみならず保守性・機動性に勝るというメリットがあることから、自走砲やロケット/ミサイルシステム車両など装輪戦闘車両も少なくない)。 渡渉機材という地味な装備だけ専用の補修部品を要求する車体を装備する合理的理由があるのかしら? また、陸上自衛隊の装備の多くは、日本列島という環境に合わせて設計されているため、一回りスリムに設計されている(渡渉装備も例外ではない)。 他の装備が欧米規格になっているのに、一部機能のみに日本規格を選んだらデメリットがあってもメリットはないであろうな と。 92式浮橋程度の装備なら、災害派遣などで恩義を感じてくれた国が「お付き合い」程度で商談の席についてくれるかもしれないけど・・・スケールメリットが出るほどの注文が来るとも思えない・・・肝心の自衛隊の調達数がごく僅かなんだから(^。^;) 因みに、昨年、野田内閣において武器輸出三原則の見直しがなされて「武器であっても特定の条件および取り決めを満たした国には輸出可能」となっているんで、一律で「武器は輸出できない」ワケじゃないのでお間違えなく。 て、文句なく世界最高峰の着水能力を持つ、救難飛行艇の新明和US-2のインドやブルネイへの売り込みが始まっているし、将来的にウォーターボマー(消防飛行艇)型などの発展型が出来れば欧米からの発注がある可能性も高いと見られている(現に前モデルのUS-1にアメリカなど数カ国から申し入れがあった)。 おまけ・・・一部で伝わっている噂を1つ 74式中戦車のスペックを高評価したヨルダンから商談の申し入れがあったけど、「武器輸出三原則に抵触する」として断ったそうな・・・

05051036
質問者

お礼

維持管理といった面のデメリットもあるんですね。 そう考えると自前で調達したほうが合理的になってきますね。 そういえば福島に海外から送られてきたポンプ車が欧米規格なためデカ過ぎて使えなかったという記事を見たことがあります。 運用を広い目で考えると輸入品ってのはいろいろ問題ありますね。 武器輸出可能というニュースは失念しておりました。 救難飛行艇のようなケースが増えていくといいですね。 さらなる回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

>外国の防災関係者がこれ見たら導入したくなると思うんです すでにある程度の正規軍規模の軍隊なら、施設系統の部局がすでに設備を持っているだろう 特段秀でているわけでもないので、「導入したくなる」とは思えない というか、ちょっと知識ある人からすれば、技術力の問題というよりも、 「運用面・ソフト面から調達したいと思う正規軍はないだろうなぁ」とは思える程度のこと >技術的にはさほど難しいものではなく、どこの国でも自前で作れるんでしょうか? 創れるだろうが、作るにしても、運用面などの整合性から、違う形状・様相になるだけの話 >需要はあっても、戦車でも渡れるスペックなんで輸出はまずいんでしょうか? 現段階では外為法上の問題はあるだろう

05051036
質問者

お礼

すぐれてるってのは番組のあおりを真に受けた結果ですね、お恥ずかしい。 回答No3にあった救難飛行艇の新明和US-2のニュースが頭の片隅に残ってたせいかもしれません。 回答ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.4

> 外国の防災関係者がこれ見たら導入したくなると思うんですが、そういった需要はあるんでしょうか? あんまりないんじゃないかな? 普通は、河川の氾濫などで孤立した場合には船を出すため、平底のゴムボート辺りを使っています。 92式浮橋のような、浮船式の仮設橋の設置は「川の両端があること」および「水面近くを通ること」などが前提ですが、世界的には大災害の場合には川の両端などないような状態(例えばタイの大洪水)になっていることが多くあります。また、橋が落ちたような場合には、浮船式よりも通常の、水面から離れたところに設置できる仮設橋梁のほうが便利です。何しろ橋は通常「水面から数メートル高いところ」を通っていますからね。 この手のものは、プレガーター型など既に多数存在しています。 したがって、あんまり需要はないんじゃないかな、と思います。

05051036
質問者

お礼

災害時にアレが活躍する状況自体がかなり限定されてくるのですね。 となれば需要も推して知るべしですね。 回答ありがとうございました。

  • Sasakik
  • ベストアンサー率34% (1695/4881)
回答No.2

番組の都合上の釣り文句を真に受けた方には「日本の最新装備」に映ったのかもしれないけど・・・ 浮橋や架橋設備を持った車両は、第2次世界大戦以前から存在する、基本的な工兵(施設科)装備の1つ。 #1さんの回答にもあるとおり、同等の装備は世界中の陸軍の工兵部隊で当たり前のように持っている。 >技術的にはさほど難しいものではなく、どこの国でも自前で作れるんでしょうか? この手の基本装備には、特別なハイテクは求められない。 自国で生産できなくても、アメリカ、フランスなど兵器輸出大国の製品を輸入すれば良いだけ(多少のスペックダウンがあっても、より安価なロシア、中国製もある)、少数生産=高コスト体質にならざるを得ない日本製装備を選択すべき理由はない。 あ、 >戦車でも渡れるスペックなんで もともと戦闘部隊を迅速に展開させるために開発された装備で、ごく当たり前の要求仕様。 そもそも、戦車を渡せないようじゃ役に立たない。

05051036
質問者

お礼

>同等の装備は世界中の陸軍の工兵部隊で当たり前のように持っている。 ですね。 ただ、迅速に展開できるものはそうそうないからああいう表現になったのかなと思いまして。 >少数生産=高コスト体質にならざるを得ない日本製装備 兵器でないものだけでも国際市場に出せればその問題もクリアできると思った次第です。 回答ありがとうございました。

noname#155869
noname#155869
回答No.1

各国の陸軍は同じような物を持ってますから

05051036
質問者

お礼

展開の速さなどスペックの上でも同等のものなのか、兵器でないものだけでも輸出で市場を広げてコストを下げることはできないかと思い質問してみた次第です。 回答ありがとうございました。

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