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i-tunesで、ある日本人アーティストのアルバム

i-tunesで、ある日本人アーティストのアルバムを購入しようとしたところ アメリカ版では$9.99、日本版では¥1500でした。 現在のレートで換算したら日本版は約2倍にもなる価格です。 ではamazonではどうなのかと日米で比較したところ同様の結果でした。 円高なのに日本人アーティストのアルバムがアメリカの2倍の価格というのは もろもろの事情があったとしてもどうもおかしい気がします。 しかも物質製品化されず生産コストがかかっていない、配信しようと思えばどこからでも世界中に配信できる電子製品になぜここまでの価格差が出るんでしょうか?

みんなの回答

  • t78abyrf9c
  • ベストアンサー率47% (3029/6402)
回答No.2

日本の場合、レンタルの他に「着うた」の存在も大きいと言えるでしょうか。 詰まるところ、「日本人の保守性」の問題に行き着くと思いますが、もう少し他の原因を探ってみますと、権利処理に関わるコストの違いも見えてくる気がします。 欧米の場合、原盤権がレコード会社にある場合が一般的で、それ以外の著作隣接権に関わる処理も一括で行える様になっていると聞いてますので、その辺の時間やコストが日本と比べて格段に安くつくのではないでしょうか。 日本で音楽配信をする場合は、まず分散している原盤権利者の許可を得る事から始まり、更に分散している原盤権以外の隣接権の処理も必要になります。 著作権(作詞、作曲、編曲)は、概ねJASRACが一括管理してますので、それ程厄介な問題ではないと思いますが、日本の場合で最も厄介なのが、原盤権(マスターの管理)と、それ以外の隣接権(実演者や録音に関わるその他権利関係)の処理に関わる問題ではないかと思われます。 その辺も含めた問題について、2004年の記事ですが、以下のページで考察されてますので参考にどうぞ。 http://blog.goo.ne.jp/shin-ususio/e/1b7a504f798796edc5385558b6333cd1 また、以下の記事では、日本で「iCloud」 が開始されない理由を探ってます。 http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A9C889DE1E7E7EBE0E7E2E2E3E6E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6 この記事の中で、JASRAC担当者の発言として、 「我々が価格決定権を持てないお店に安い価格で商品を出したくない。それが音楽業界の気持ちです」 と書かれてますので、最終的には、この様な(保守的な)「感情論」が業界に支配的なのが、価格差に繋がっているのではとも思えます。 見方を変えますと、完全に欧米と同じ価格帯で販売させようとすると、何時まで経っても日本では音楽配信が実現しない可能性が高く、この価格差を配信業者側が飲み込んだからこそ、現在のサービスが実現しているとも考えられます。 あと、日本人の保守性に繋がる話として、地デジのコピーガードを採用しているのは、世界的に見て日本だけという点も指摘しておきます。 権利意識に五月蝿いと思われる欧米でさえも、地デジにガードは掛けてませんので、如何に日本人がデジタルコンテンツ全般に対して保守性が強いのかを物語る話ではないかと思います。 http://healthy88.com/denjiha/cat12/cat13/6.html

mastom
質問者

お礼

色々な角度からのご回答ありがとうございました。 結局のところ一部の日本人アーティストが海外サイトで海外アーティストと同じ価格帯で売り出されてるのを見ると、アーティスト、レコード会社等はその海外価格を良しとしているのだから JASRACの「安い価格で商品を出したくない。それが音楽業界の気持ち」という業界の総意のような発言は凄くうそ臭く聞こえますね。

  • t78abyrf9c
  • ベストアンサー率47% (3029/6402)
回答No.1

一つ言えるのは、「レンタル」の存在でしょうか。 以下のページで、その辺の所が考察されてますので、参考になるかと思います。 http://blogs.itmedia.co.jp/mohno/2012/01/post-2fec.html

mastom
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 リンクの内容は全く無関係とは言えませんが しかし洋楽はレンタル解禁に1年という保護をされているので確実に需要があるにもかかわらず、日本サイトの電子コンテンツでは安くなりませんし、CDショップで購入できる輸入盤の価格とほとんど差がありません。 そして洋楽でも邦楽でもアルバムならアルバムで価格帯はだいたい同じラインです。 ですからレンタルが電子コンテンツの需要を妨げているというのは間違いではないでしょうか。 逆に言えば電子コンテンツは在庫を抱える必要がないので需要に左右されにくく、リスクもコストも現物を扱うよりも圧倒的に小さい。にもかかわらず輸入盤と電子コンテンツの価格差がないというのは不思議な話です。

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