まず、認識しておいていただきたいことは、マチュピチュでは高山病の心配は殆ど無く、クスコなどの経由地に危険があるということです。
本題の高山病の予防です。
(1)日本で健康診断をしっかり受けておく。現地で血管や血圧に関わる病気が起きたら悲惨です。
(2)希薄な酸素に身体の機能が順応するまでは動き回らないこと。到着後2時間はホテルのロビーで静かにしているくらいの余裕が必要です(眠ってしまうと効果が無いそうなので要注意!部屋の中にいると眠ってしまう危険性あり)。荷物の整理なんかもこの後でゆっくりとやりましょう。
最も注意が必要なのは到着直後の空港です。重い荷物を持ったりすると一発でやられる人もいます。階段の昇り降りなどもゆっくりと。嬉しくてハシャギまわるなんてのはもってのほか。クスコの空港でキャアキャアのっていた白人女性が、突然バッタリ倒れるのを見ました。
(3)常時、ゆっくりと行動すること。とにかく時間をかけて身体を順応させることです。
酸素ボンベを使うのは最後の手段。一旦使ってしまうと離せなくなります。
(4)コカ茶やコカの葉は心臓の働きを整えるのに有効。ホテルのロビーにコカ茶が置いてあるところもあるのでしっかり飲みましょう。中毒になっても短期間なので大丈夫です。
(5)一旦標高の低いところへ降りるのも予防、回復の手段。
クスコで軽い高山病にかかっていた人が、マチュピチュへ行って再びクスコへ戻ってきたら治っていた、と言う場合が多いです。私もそうでした。
(6)バクバク食べないこと。消化機能は低下しています。特にピーナッツなどは胃に堪えます。アルコールは様子を見ながら少しずつ。突然カーッとまわってくるから要注意。
高山病のサインは、頭痛、胸痛、吐き気、震え、食欲不振、眠気、等々さまざまだそうですが、少々のことなら大丈夫です。そのうち治ってきます。頭がガンガン痛かったり、首筋が固まったり、普通ではないと感じた時は躊躇せずに医師の診断を受けて下さい。観光中でも直ちにホテルへ戻り医師を手配してもらうか病院へ直行のこと。
マチュピチュ、クスコ一帯は、最高に良いところです。ゆっくりと楽しんで下さい。
蛇足ですが、マチュピチュは天候の変化が大きく、太陽が照りつけていたかと思えば急に雲が湧き上がりザーッと振り出したり、アッという間に晴れ上がったり・・・。この急激な変化が神秘的で魅力の一つでもあるのですが、簡単な雨対策はお忘れなく。地元産のアルパカのセーターなども有効です。
お礼
詳しい情報ありがとうございます。 高山病なっても是非是非行きたいです。 やっぱり最高に良いところなのですね??? とても楽しみになってきました。