言葉足らずだったと思い、追記させていただきます。
アスピリン喘息とは、No.1でも書いたとおり、解熱鎮痛剤(アスピリンなど)が原因で起こる喘息発作のことをいいます。
発作直前に、
・喘息患者である。
・原因となる解熱鎮痛剤などの誘因物質を服用したこと。
・誘因物質を服用してから1時間以内の喘息発作。
以上がアスピリン喘息の判断の仕方となります。
成人喘息患者における喘息発作の全てがアスピリン喘息ということではなく、あくまで解熱鎮痛剤などに含まれる誘因物質を服用することによる発作です。
アスピリン喘息は、成人喘息患者の約10%にみられる喘息であり確かに注意が必要です。
つまり、喘息患者の一部は解熱鎮痛剤を飲む事により発作を起こしてしまう可能性があります。
また解熱鎮痛剤のみでなく、他の回答者さまが申し上げたとおり、食品添加物や医療添加物でも発作をおこすことがあります。
アスピリン喘息は、
1)成人の喘息の約10%に出現する。小児ではまれ
2)重症喘息患者に多い
3)20~50歳代に多い
4)女性にやや多い(男:女=2:3)
5)発作は服用後1時間以内に起こり、時に、意識障害を来すほどの大発作になり、死亡例もある
6)鼻茸(鼻ポリープ)や蓄膿(副鼻腔炎)を合併していることが多い
7)嗅覚が低下していることが多い
8)好酸球性中耳炎を合併することがある
※日経メディカル『【連載第15回】成人喘息患者の1割はアスピリン喘息』より引用
だそうです。
ですから、市販されている解熱鎮痛剤を利用する場合は表示をよく読んだり、添加物をさけることで予防できる発作です。
アスピリン喘息の発作自体は一般的な発作と見分けがつきません。
直前に服用したお薬などから、アスピリン喘息でないか疑います。