従来は、教員は県が採用して、県内各地に勤務させる形式をとっていました。
村立小学校の先生でも、市立小学校の先生でも県の試験で採用された先生だったわけです。
で、採用したて、ってたいがい大学卒業したてで独身であるわけです。
配偶者ありとか子持ちの先生と、独身の先生と、どっちを動かしやすいかというと、独身のほうです。
で、別に修行させるわけでも経験を積ませたいわけでもないのですが、人気のない山間僻地や問題のある学校に勤務させて何年か教育させるわけです。
質問者さんのおっしゃる修行とはそのことでしょう。
かと言って、一人にそういう人気のない場所を押しつけるのは不公平ですので、そういう場所に数年いると都市部で数年勤務、また数年田舎、というふうに繰り返し、段々出世するのを原則とするのですが、
何事もそうですが原則通りいかず、受験校など学力において優秀な学校に当たった人が、「出世はしないでいい。ここでのんびり教師をしたい」と居座ると、人事が動かなくなります。
さらに、嫌われ者の先生は引き取る学校がないので、また動きません。
ここまではどの県でも同じでしょうが、さらに、新潟って、実は学閥が2つあるんですよねぇ。けっこう人事で対立的。
それも絡んで、複雑なこと(いつまでたっても山間僻地勤務というような事態)も発生しているかもしれません。
ところで、新潟市が何年か前に政令指定都市になりました。
それで、権限的には、独自に採用できるようになったハズです。
新潟市に採用された先生は、新潟市内だけで異動し、例えば上越市へ行かなくて済むはずなんですが、なにか「交流制度」で、県採用の先生と勤務地を交換異動すると新聞で読んだ記憶があるんですねぇ。
政令指定都市になったころの記憶なのでハッキリしませんが・・・ 。
記憶通りなら、従来通りでしょう。つまりどこへ飛ばされるか判らない。
で、くどいですが、繰り返しますと、経験を積ませるために田舎に行かせるわけではありません。異動させやすいからです。
小学校も同じです。
というより、中学、高校と数が少なくなり、校舎自体が同じ田舎でも比較的市街地に配置されるようになりますので、アチコチにある小学校が一番ひどい、っていうか、一番影響を被っています。
お礼
いろんな学校へ行くのですね。 詳しく教えてくださり感謝しています。 回答ありがとうございます。