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普通グリーン車の存在と採算について
- 全国で普通の電車にグリーン車が付いているのは、総武・横須賀線、東海道線、常磐線、湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線とそれぞれから直通している路線ぐらいです。
- 一部の時間帯および一部の路線や区間においては満席または満席までいかなくともそれなりの利用者がいるかもしれませんが、大半の時間帯はほぼ利用者がいない状況です。
- 普通の電車にグリーン車が付いている路線の採算については詳しい情報はありませんが、一部の路線で採算が取れる可能性もあるかもしれません。
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電車の運行は、1運行あたりのコストが結構大きく、 10両編成の電車の運行経費は15両編成の2/3、 なんてことはありません。車両数が増えても運行 経費はそれほど大きくならないのが普通です。 ですので、グリーン車を連結してもそれほど大きな コストアップにはならず、むしろ料金分丸儲けという 傾向が強いんです。 (これは名鉄特急の指定券やJR北海道のUシート などにも同じことが言えます。上級シートは料金分 のうまみが結構大きいんです) ただ、座席を確保することの対価と料金設定は結構 難しい問題でして、乗車時間が20分未満だったり、 一般車でも十分着席できたりすると、座席確保に オカネを払うことが少なくなるんですね。 いくら「丸儲け」でも、終日ガラガラじゃあ話になり ません。ある程度は乗っている必要があるんですが、 首都圏のグリーン車連結の列車は、そもそも普通車が そこそこ混雑していて着席の保証が無く、平均乗車 時間も30分以上なのが普通で、着席要求が高いんです。 逆に言えば、他の地域の鉄道は乗車時間がより短い か空いてるために、上級シートの需要が少ないんじゃ ないかと思いますよ。 関西地区の新快速は混んでる上に乗車時間が長いの ですが、そもそも「一般シート」のレベルが高いので、 何とかなってると思います。まあ、「新快速に座席指定を」 という要求は結構あるらしいんですけどね。 JR東日本も、本来なら北海道のUシートや、名鉄特急 のように「全車指定」にしたいのかもですが、何せ本数 がメチャメチャ多いですし、大昔から無指定の1等車を 横須賀線などに連結していた過去の経緯から、指定に すると「気軽に使えない」と文句が付く可能性もあり、 無指定のままのグリーン車にしてるんだと推定します。 ちなみに「湘南新宿ライン」のグリーン車は終日結構な 乗車率ですよ。アレで座るには大宮か横浜以遠からじゃ ないと・・・。
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- kuni-chan
- ベストアンサー率22% (678/3074)
私は昔、京浜東北線の車内から東海道線の電車を見ていましたが、朝のラッシュはとんでもない混雑でした。 グリーン車も満席で車内には立っている人もいました。もちろん車内に立っていてもグリーン券は必要です。 今は経費節減で使わない会社も増えたと思いますが、ラッシュ時は「グリーン定期」利用者が多かったようです。 定期券をたくさん売っていれば、採算はとれると思います。 横須賀線に113系が走っていた頃ですが、座席がリクライニングのサロ113が投入されました。座席定員が少なく座れなくなると不評で関西へ転出し、座席定員の多いサロ110-1200番台車が投入される事になりました。 座席定員に関しては重要で、今は2階建て車両になっています。それだけ需要があるという事です。
お礼
なるほど。 確かに通勤時間帯などは満席ですよね。それは私も見ていました。 ですが、果たしてその数時間の満席輸送だけでやってけるのかな・・と勝手に思ってしまいました。ニーズがきちんとあるんですね。 ありがとうございました。
- platinum58
- ベストアンサー率59% (793/1332)
純粋な普通列車用車両のグリーン車は、 首都圏の他はマリンライナーの高松方先頭車のみになります。 (快速「くびき野」は特急型車両を使用しています) 質問者さんが見られた駅・区間・曜日・時間帯が 分からないので何とも言えない部分はありますが、 土休日昼間の東海道線だと結構乗っていて、 始発の東京でも2階席の窓側が取りづらい様な状況ですし、 総武快速線なんかもそれなりに乗っていたように思います。 特急列車の代わりに使われているような印象です。 平日の昼間だとガラ空きと言う状況もあるかも知れません。 ただ、「別料金を払って席がない」と言う事態は好ましくないので、 採算ラインの乗車率はそんなに高くないと思いますし、 少なくとも、満席近くでないとペイできないと言うことはないと思います。 実際、東海道線・横須賀線・総武快速線のみだった 首都圏グリーン車を上野発着の各路線全列車に拡大し、 そのためにわざわざ2階建てグリーン車を追加制作している位ですから、 一定のニーズがあって、 制作費がペイできるぐらいの採算は取れているんだと思いますよ。
お礼
なるほど。 そうですよね、拡大して、それを廃止にもせずずっとやってるってことは採算が取れてるって事ですよね。 他の地域は特急の車両なんですね。ということは、元々が普通の電車で普段から走っているどの普通の電車にも付いているグリーン車っていうのは、質問時に挙げた路線だけなんですね。 昔は千葉の内房沿線に住んでいて、総武快速線のグリーン車付きの電車は当たり前のように見て育ってきて、そんな疑問考えたこともなかったのですが、各都市も同じだろうと思っていましたので、思い切って質問してしまいました。 ありがとうございました。
- twilight-exp
- ベストアンサー率13% (154/1127)
その昔(30年ほど昔)は関西の米原-姫路・播州赤穂等を走っていた快速電車に自由席グリーン車が1両連結されていましたが、廃止されまた。 もともと関西の気質に自由席グリーン車は根付かなかったようです。 なので、採算が取れないと感じたら即座に廃止されるでしょうが、新型車両になっても継続されている所を見ると十分採算が取れているのでしょう。
お礼
なるほど。残っている上にずっとやっている以上は採算はとれているんでしょうね。 名残がスライドしているだけなのでは、なんて失礼な事を思ったりもしてしまいました。 関西にはニーズのないものなんですね。関東の特徴のようなものなのでしょうかね。 ありがとうございました。
- sss457180
- ベストアンサー率34% (398/1162)
普通グリーン車は快速「くびき野」(新潟~新井)と 快速「マリンライナー」(岡山~高松)についてますね。 もっとも両方とも指定席グリーン車ですが。 あとは特急の末端区間で普通車に格下げになるところや 特急車両の間合いで走るホームライナーなどにも グリーン車連結の普通車列車がありましたが、今はないのかな。 採算がなければ今のJR東日本であればすぐにでも廃止するでしょう から、質問者さんが心配するほどのこともなく、十分に採算は 取れてるのでしょう。 朝夕のラッシュ時間帯で1日分の利益を儲けてるんじゃないでしょうか。
お礼
なるほど。十分採算はとれるようになっているのですね。 そうするとやはり普通の電車に付いている自由に乗れるグリーン車は質問時に挙げた路線くらいなんですね。他でも当たり前の光景かなと思いこんでました。 ありがとうございました。
お礼
なるほど、そうなんですね。 一時期から、グリーン車のエリアも増えたり、さらにはアテンダントさんが乗るようになりましたし、ただくっついているだけなら丸儲けだろうけど、大丈夫なのかな、と勝手に思いましたが、ちゃんと土地柄の要求に合っていて利用する方もたくさんいらっしゃるんですね。 逆に、地域によっては座席指定が好まれるんですね。それぞれ需要が異なるのも驚きでした。 ありがとうございます。