まず始めに、謹んで弟さんのご冥福をお祈り致します。
今、沢山の感情が質問者様を襲って来ていて、辛いという言葉では表現出来ない程の痛みを胸に抱えていると思うと、私の様な者が回答等して良いのだろうかと戸惑いますが、一冊、お勧めの本がございますので、紹介させて下さい。
鈴木秀子さんの、『死にゆく者からの言葉』という本です。
文庫本で、価格も比較的安価な方だと思いますので、購入されるも良し、もしかしたら図書館等にも置かれてあるかも知れません。
私は、今お世話になっているカウンセラーさんのお勧めでこの方を知ったのですが、どの著書も、とても心休まる素敵な物ばかりです。
公式サイトもありますし、某大手SNSサイトにはコミュニティもありますので、情報は得やすいと思います。
ただ、割と大きな本屋さんなどでないと、入手が難しい点が難点かも知れません。
因みに私は某大手通販サイトで、ネット購入しました。近場にある図書館にも置かれてあったので、図書館で一度探してみるのもお勧めです。
この本を読むと、死という物に対する漠然とした恐怖の様な感情が不思議と消え、死に対する価値観が変わると思います。
私はこの本を読んだ後、死ぬ事って怖くないんだ、と感じる様になりました、勿論良い意味でです。
また、残された者も、救われる本でもある様に思います。
他に、村山由佳さんの、『遥かなる水の音』という本です。
これは、亡くなった弟さんの遺言を叶える為、姉や弟が同棲していた男性、学生の頃の友人の男女の4人で、遠く海外まで骨を撒きに行くという物語なのですが、亡くなった弟さんの感情、残された者の感情がとても丁寧に描写されていて、最後は泣いてしまいましたが、スッと心が軽くなる不思議な物語でした。
村山さんの書かれる文章は大変綺麗で、情景も浮かぶ程なので、それだけでもお勧めだったりします。
こちらはハードカバーで、少しだけ高めですが、素敵な著書です。
まだ気持ちの整理がうまくつかないでいらっしゃると思います。
こんな時は、本や音楽を頼ったりして、自分の気持ちと向き合ったりして、沢山泣いて下さい。
気が済むまで、沢山。
笑顔が戻る頃、弟さんもきっと天国で笑い返してくれると思います。
ゆっくりと、時間をかけて、気持ちの整理をしてみて下さい。
気付いてあげられなかったご自分を、どうぞ責めないで下さいね。
あなたは何も悪くないのですから。
いつか必ず、哀しみに暮れる日々が明け、弟さんの死をきちんと前向きな気持ちで抱えながら前を向いて生きて行ける日が来ます。
大丈夫です。きっと、大丈夫。
一日も早く、質問者様に笑顔が戻る日が訪れます様、心からお祈り申し上げます。
駄文失礼致しました。