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羽毛の半シュラフってなぜ無くなったのでしょう
いつもお世話になっています。 さて、私は若かりし頃、ルネ・ドメゾンの羽毛の半シュラフを購入しました。 そして、3シーズンにはその半シュラフを、そして冬には上半身に羽毛服をきて寝ました。 半シュラフは、軽量でかさばらず、さらに値段がマミータイプに比べてやすかったこともあり たいへん重宝しましたね。 ところが最近では半シュラフというのはカタログでも全くみることができません。 ついては半シュラフというのはなぜ無くなったのでしょう? ご存じの方がいらっしゃったらご教示下さい。
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シュラフが十分軽量コンパクトになったからではないでしょうか。 私も昔は半シュラフ、使ってました。冬の岩壁登攀時に壁の中でビバークするときに半シュラフ+ダウンジャケットという組み合わせを愛用していました。結構快適で良かったんですけどね。 ただ、現在ではノーマルのシュラフが当時の半シュラフより遥かに軽くコンパクトになっています。しかも保温性も向上した上で。 ダウンジャケットも薄手の軽くて良いモノが出ています。半シュラフと組むあわせるにはさすがに保温力不足ですが、逆に言えば昔に半シュラフと組み合わせていたダウンジャケットは厚手過ぎて山では就寝時以外はまず使わない代物でした。 登攀時はビレイパーカとして使うこともあったので半シュラフ+ダウンジャケットという組み合わせは意味があったのですが、今じゃ全身シュラフと薄手の化繊中綿ジャケットを持っていった方が快適だし重量的にも有利だろうな、と思います。 当時ですら、半シュラフとダウンジャケットを足した重量は冬用の全身シュラフと大差ありませんでしたから。 夏でも基本的には同じ状況でしょう。 夏用の薄手のダウンシュラフは素晴らしく軽いですし、シュラフカバーのみで寝るという選択肢もあるわけですから、半シュラフの重量的な優位は今やほとんどなくなっていると思いますね。 半シュラフにすると、上半身の保温を別に用意しなければなりません。 シビアに重量計算すると、そのプラスアルファのウエアは全身シュラフを使うと必要がないものですから、半シュラフの重量的な優位は昔から思ったほどは大きくありませんでした。 岩壁登攀時の壁の中のビバークのような「横になどなれない」場合は使い勝手は良かったのですが・・・ ハーネスを装着してセルフビレイを取ったまま全身シュラフの中に入るのはかなり面倒で寝心地も良くないので、このような場合は半シュラフ+ダウンジャケットの組み合わせは確かに快適でした。 でも、私たちも当時、冬山の縦走などでは全身シュラフを使ってましたよ。シビアに計算すると半シュラフ+ダウンジャケットと全身シュラフでは、重量はほとんど変わりませんから(下手すると半シュラフ組の方が重い)、だったら快適な方を選ぶ、という具合でした。夏は短期の山行ではシュラフカバーでしたし。 というわけで、装備の軽量化が進んだ結果、半シュラフの重量的なアドバンテージがほとんどなくなってしまったから、だと思います。 冬季登攀なんてニーズは狭くて数が出ないだろうし。
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それなりの使い方を理解して購入する人が はたしてどれだけいるか・・・ やはり あまり売れなかったんじゃないでしょうかねー
お礼
早速、ご教示いただきありがとうございます。 そうですね、でも夏山のテント泊なんて半シュラフで、セーターとヤッケを着込めば 大丈夫だったんですし、なによりも軽量で嵩張らずによかったんですがね。 ちょっと残念です。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 Jagar39さんの回答をみて、早速カタログでシュラフの重量をみてみました。 か、かる、かるい~ですね。本当にびっくりするぐらい軽くなっています。 たしかに夏用シュラフでは半シュラフよりも軽いですね。 私が積極的に登っていた時代はシュラフを複数持つなんてことは想像も できず、ひとつのシュラフで4シーズンいっていましたが。 Jagar39さんは夏山はシュラフカバーで寝られたのですか。 私も2000メートル以下の山ではシュラフカバーで寝ましたが、 さすがに3000メートル級では半シュラフだったです。 三ノ窓からの帰りに悪天候のため道に迷ってしまい、岩壁で、確保して半シュラフで 寝たこともあります。このときは半シュラフでよかったです。 全身シュラフではこんなことはできないですもの。 現在の技術で半シュラフをつくったらもっと軽くて嵩張らないものが できるのに、なんて思ったりもします。 いろいろ考えたのですが、半シュラフがすたれたのは Jagar39さんのおっしゃられるとおり軽くなったこと、 そしてみんな豊かになって「夏用」のシュラフや全身シュラフを 購入できるようになったことでしょうか。 ご教示ありがとうございました。