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蕾が開きません。
10月上旬に蕾のたくさんついた矮小性のピンクのききょうを購入して植え替えたのですが、結局花が咲かず、後から出てきた蕾も開かずに枯れて来ました。原因としてどのようなことが考えられるでしょうか?このような苗でも来年咲くことはあるのでしょうか? ききょうに限らず花が咲かないことがありますので、花が咲かない一般的な原因についての回答でも歓迎します。 よろしくお願いします。
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どんな植物にも共通しますが、蕾が付いていたり開花している時は植替えを しては駄目だと言う決まりがあります。 蕾のまま開かなかったり開花中に急に枯れるのは、その時に根を動かしたか らです。根と言う部分は養分や水分を吸収する役目をしますが、根を痛める 事により水分や養分の吸収が出来なくなり、蕾まで水分や養分が伝わらなく なり、そのために枯れてしまう訳です。 植付け時期は10月中旬から下旬で、開花時期は基本的には6~8月です。 今頃に蕾を付けているのは、生産者側で開花時期を遅らせる作業をされたか らだと思います。蕾を付けると言う事は球根の養分も多く使ってしまう事で すから、翌年の開花時期には場合によっては開花しないと言う事も考えられ ます。蕾が付いている時に植替えが必要な時は、球根の養分を減らせないた め蕾は地際から切ってしまい、それから植え付けるようにします。 キキョウの蕾が開かない原因は書いた通りですが、キキョウ以外の植物に対 して開花しない玄以として考えられるのは、キキョウと同じように蕾が付い ている時に植替えをしたり、肥料を施す時に窒素分の多い肥料を施したり、 液肥ばかり与えていて養分不足になっている事が考えられます。 液肥と言うのは速効性ですから、効き目が早く出るのですが持続性が無いた め、施肥時期には1~2週間に1回で何度も与える事になり、与え忘れると 肥料切れになり生育も開花も大きく影響します。 肥料の三大要素は燐酸、窒素、カリですが、この中で窒素は葉肥と言われ、 窒素分が多い肥料を施したり土壌に窒素分が多くなると葉だけが生い茂って 開花しなくなります。肥料は与えれば良いと言う事は無く、植物が必要とす る成分を与えないと開花も望めなくなると言う事です。 開花しないのは植替え時期を間違ったか、肥料の施し方に原因があります。
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詳しい説明、大変ありがとうございました。 ポット苗はすぐ植え替えるものと思いこんでいましたが、状況を見極める必要があるのですね。 肥料に関しては、液肥と緩効性の固形肥料を使い分けてはいるのですが、内容まではよく見ずに、手に入り易いものを安易に選んでいました。花壇に植えた植物が葉はよく育つのですが、その割には花がなかないと思っていました。 これからは肥料の選び方や与え方にも気を配ってみようと思います。