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効率的な身の回りの放射線量の計り方
明日、市役所から3時間だけ放射線の線量計(環境放射線モニタ;堀場Radi PA-1000)をお借りできることになりました。家の中、庭、家の周りの道路など、3時間でできるだけたくさん調べたいです。どういうところを計ったらよいでしょうか。実際、自分で計ったことのある方のアドバイスもよろしくお願いします。ちなみに、場所は茨城県神栖市です。
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線量計は使ったことがないのですが、一般的なやり方で回答します。 まず計画を立てます。 1.借りてくる → 付属品一式の確認 → 取扱説明書を読む → 動作確認(試験測定) 2.家の中の測定 → 庭及び家の周囲 → 周辺道路 → 気になるところの再測定 3.測定結果と測定漏れの確認 4.再測定 事前に準備すること。 1.A4程度の紙またはノートに家の間取りと家の敷地の概略図、それから周囲の道路などを簡単に書き出します。 この紙に直接測定値を書き込むようにするため、書くスペースは取ってください。 間取りと敷地と周辺はそれぞれ別の紙にしてください。 2.測定予定の場所に印を付けます。移動を考えて効率的な順番も付けます。 間取り図 : 各部屋の中央、玄関、台所などです。 敷地 : 庭の中央と四隅、家の周囲特に雨どいの下など。 周辺道路 : 道路上と側溝など 3.秒針付きの時計、線量計を包むサランラップと予備の単三電池2本、予備の鉛筆など。 測定注意点 1.まず測定に問題がないかを確認してください。PA-1000のサンプリング時間は60秒となっています。 http://www.horiba.com/jp/process-environmental/products/environmental-radiation-monitor/details/pa-1000-environmental-radiation-monitor-radi-3124/ これは60秒以上固定しないと正確な測定はできないということです。またより正確に測定するためには3~5分測定した方が良いでしょう。この時の一分おきの測定値を準備した間取りなどの紙に書き込んでいきます。 2.一ヶ所の測定に5分掛かるとすると、1時間に測定できる場所は12ヶ所です。2時間で24ヶ所です。正確に測定しようとすると測定場所は限られてきます。あまり欲張らないことと測定結果に一喜一憂せず淡々と進めてください。 3.最後に測定結果を見直して、測定漏れや気になる場所を再測定する時間を取ってください。 4.測定する人とメモする人に分けてやると効率が良いんですけど、人手はありませんか? 茨城県神栖市の放射線量は0.1μSV/h前後のようですね。これに近い値が出ると思います。 http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/dd.aspx?itemid=16764 個人での測定ですからあまり正確性は期待できません。測定時間を3分以内にして測定場所を多くするということも考えられます。 測定高さはあまり気にしないで良いと思います。およそ腰の辺りで良いでしょう。 線量計を地面に置いて測定する場合には、必ず線量計をラップで包んでください。 万が一測定値が高く出た場合ですが、慌てず騒がず淡々と測定を進めてください。 3時間はあっという間です。騒ぐのは後にしましょう。 いつどこでどの位の放射線量だったかの記録は、問題が発生した時に必ず役に立ちます。 そのためにはしっかり準備をして記録を取ってください。 ただ測るだけでは意味がないと考えてください。 少しは参考になるでしょうか?
お礼
詳しく教えていただき、感激です。欲張らず、雨どい、枯葉、側溝など、家の周りの線量の高そうな地点だけを今、見取り図にピックアップしました。今日は雨が降っているのがちょっと気がかりですが、カッパを着てしっかり記録します。本当にありがとうございます。