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正常眼圧緑内障のレザー治療について
カテ違いで,医療に質問してしまいました。あらためて質問しますが,よろしくお願いします。 叔母が,上記のように正常眼圧緑内障のレザー治療を受けます。当人は,大変心細いようですが,当方は全く知識がありませんので,何もアドバイスや力付けが出来ません。「中途失明の60%が正常眼圧力緑内障ですよ。大丈夫,心配ありません。」とはいえないですし… 下記事項で,ご教授とアドバイスをいただきたいのですがよろしくお願い致します。 (1)正常眼圧緑内障の原因 (2)レザー治療とはいかなるものか。何を凝固させるのでしよう。または穴をあけるのでしょうか。それにより何が改善?止まるのでしょう。 (3)アドバイスするとなるとどのようなアドバイスが適切ですか。 自分で検索して,いい加減なことはいえません。専門家のアドバイスをお願い致します。
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先ほど元の質問文に回答している間に締め切られてしまい、ちょっとまた同じ文章を打つのが辛いのですが…。 緑内障は眼圧が上昇するために、網膜や視神経が圧迫されることにより障害を受け、壊死を起こして不可逆的な視野狭窄、視力低下、果ては失明に至る疾患です。 眼圧が高くないのに、緑内障と同じ病態を示すものが正常眼圧緑内障です。おそらく眼内血液循環が障害されることにより緑内障様変化が起こると考えられており、実際に網膜静脈閉塞症などの血流障害では二次的に緑内障が起こることがあります。このタイプは眼圧が正常であるため、眼底を見なければ発見されず、このため自覚症状が現れるまで発見されにくく、失明率も必然的に高くなります。 通常の緑内障(閉塞隅角緑内障、開放隅角緑内障)と同様、正常眼圧緑内障も眼圧コントロールにより血液循環を良くする治療がなされます。しかし、緑内障の治療はあくまで進行の抑止であり、失われた視野(壊死した神経)を元に戻す事はできません。 タイプに応じた点眼薬による治療が主体ですが、それでも眼圧コントロールがうまくいかない、あるいは視野狭窄がどんどん進行する場合は、外来でのレーザー治療や手術がなされます。 眼圧コントロールは房水と呼ばれる角膜や水晶体(眼内の遠近のピント調節を行うレンズで、これが混濁するのが白内障)などの無血管組織に栄養を与える透明な血液の産生量と排出量を調整することで行われます。レーザー治療や手術は、この房水の排出口を広げる外科的治療になります。 房水は、茶目(虹彩)の際の裏側(毛様体無色素上皮)から産生され、瞳孔(黒目の部分)を通って角膜の裏側を通り、茶目の表側の際にある隅角部分を通って排出されていくのですが、レーザー治療はこの虹彩の際にレーザーを照射して穴を開け、出口を広げて房水の排出を促進し、眼圧を低下させます。 これによっても眼圧低下ができない場合は、手術になります。具体的な方法は、参考URLをご覧ください。 また、緑内障についての説明も下記URLを参照してください。 レーザー治療自体はそれほど難しいものではありません。しかし、処置中は眼を静止して頂かなくてはいけませんので、その点は十分ご注意ください。 緑内障治療は、定期的な受診と眼圧コントロールが必須です。くれぐれも叔母様にお大事にとお伝えください。 http://www.shiga-med.ac.jp/~hqophth/
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- nyazira
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お礼
ありがとうございました。また,大変失礼しました。 教えて頂いたURLのレザー治療の項は,わかりやすく大変参考になりました。 虹彩に穴をあけるわけですね。当人には具体的な説明はしない方が良いかなと思いました。「短時間の痛みのない手術ですよ」程度にしておきます。 願うは,進行が止まってくれレはと思います。有難うございました。