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橋下知事辞任について
橋下知事の辞任と市長選立候補の狙いをわかりやすく教えてください。
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簡潔に言うと、大阪府と大阪市の実権を握って持論である「大阪都構想」を完成させることですね。 その方法として、自らが市長になり府知事に自分の腹心を据えようと画策してるわけです。 地方自治体の権限は、その首長に最も強く与えられています。 よって、都道府県知事であっても市区町村の長に「無理矢理」言うことを聞かすことはできません。 (まぁ、交付金等一部使途が決められてるものもありますが) なので、大阪府の財政を再建させるには、一番大きな大阪市の財政を再建することが不可欠なわけです。 また、橋本知事は持論として「大阪都構想」なる政策を掲げています。 この政策は、大阪府・大阪市・堺市を廃止・統合したうえで、いくつかの区に分けることによって、府・市の二重行政の解消を目指すものです。 で、この政策に最も抵抗しているのは、大阪市の議員や職員です。 そこに切り込むためにも、自分が長となるのが一番なわけです。 とはいえ、橋本氏が市長になるだけでは、この構想の実現しません。 なぜなら、後任についた大阪府知事が都構想反対派であった場合、今と同じように府と市の連携がとれず失敗する可能性が大だからです。 そこで、橋本氏は自身が代表を務める政党「大阪維新の会」から府知事を擁立し、それでもって府の実権も事実上握ってしまおうを画策しているわけです。 例えるなら、ロシアのプーチン首相とメドベージェフ大統領の関係に似てますね。 あちらも、プーチン氏が憲法による大統領連続任期の縛りのために退任するにあたり、自分の腹心を大統領に据え、自分を首相に任命させて実権を握ってますから。 こういった手法は、自分の政策を推し進めるためには有効な手段です。 政治とは、結局「権力をもって目的を完成させること」ですから。 その目的が自分の私腹を肥やすためなのか、住民の安心・安全を確保するためなのかは分かりませんけどね。 大阪府民と市民が心に留めておかなければならないのは、橋本氏に強権を与えることになるということですね。 この「強権」でもって行政・財政改革をしてもらうのか、それとも「強権」を与えすぎたリスクを回避するためにNOを突きつけるのか。 有権者の方にはじっくりと考えてほしいものですね。(同じ近畿圏に住むものとして) 因みに、私個人としてはまだ中立的な立場ですね。 橋本氏の二重行政の解消という意味では、都構想もありかと思いますけど、やりようによっては逆に財政負担が増える可能性もありますしね・・・。 まぁ、大阪市民でも大阪府民でも無いので投票権はありませんが。 ではでは、参考になれば幸いです。 参考 大阪維新の会 都構想公式HP http://oneosaka.jp/policy/04.html Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E9%83%BD%E6%A7%8B%E6%83%B3
その他の回答 (1)
- qqqq1234
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財政改革のためです。 予算は自治体の長が決めるので、府知事は意見を言うことしか出来ません。 だから、大阪で最も規模が大きい大阪市の長になって予算を見直して大阪の財政を復活させようというのが狙いです。
お礼
アドバイスありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 とてもわかりやすく、且つボリュ-ム満点の回答で感銘しました。