もともとギリシアはスペインやポルトガル、スロベニアを除く旧東欧諸国同様
EUの加盟基準に満たないままに《民主主義を根付かせる》という名目でEUに加盟できました
加盟できると加盟国の平均経済水準になれるようEUから莫大な構造基金(補助金)が得られます
ギリシアはこの莫大な補助金にぶら下がるだけの公務員を急激に増員し
ついには労働人口の半数が公務員という異常事態になりました
当然国家財政は急激な赤字を出しました
さらにギリシアはドイツの様な財政健全国と同様の低金利で資金調達をしたいがためユーロへの参加を画策
(ドイツは非常な苦労をし痛みを伴う改革を行い、2014年にはG8先進国では唯一財政黒字になると見られていた)
ギリシアは全く増税や歳出削減を行わず通貨スワップという不正な《会計操作》をし、まんまとユーロに参加しさらに財政が放漫化しました
また欧米の大銀行もギリシアの国債がユーロ建て(ギリシアの旧通貨ドラクマ建てだと価格下落のリスクを負う)であり
財政健全国の低金利国債よりはるかに高い利息のギリシア国債を買いつづけた
しかしギリシアの政権交代で不正な会計操作が発覚しデフォルト寸前になったのです
日本の場合は違った意味で深刻です
日本の国債はほとんど国内で賄っているのですが
その国債を買っているのは長引く不景気で企業に多額の貸し付けができない金融機関であり、その源資は一般国民の預貯金や年金です
今は辛うじて国民の家計金融資産の総計が国、地方自治体の負債総額を上回っていますが
不景気で年々一般国民の家計金融資産は減り逆に負債総額は増加しています
2016年には家計金融資産総額と負債総額が逆転してしまいます(震災の影響でそれも早まると思われます)
もし日本の国家が国債を返せなくなったら非常手段として一般国民の貯金封鎖をし
一般国民の家計金融資産の召し上げる可能性も否定できなくなります
長文失礼致しました
お礼
ギリシアは旧東欧諸国の様にEUの加盟基準に満たないままにEU加盟したようですね。 ギリシアは始めからEU加盟国平均経済水準構造基金(補助金)にぶら下がる目的だったんでしょうか。 それともそうならざるを得なくなってしまう流れしか選択できなかったのでしょうか。 不正な《会計操作》は、知っていてやっているので、国家規模で救いようが無い羽目になることを知っていてやったんでしょうかね。 発覚しない狙いの元に。 日本の国債の源資は一般国民の預貯金や年金ですね。 日本の国家が国債を返せなくなったら非常手段として一般国民の貯金封鎖をし一般国民の家計金融資産の召し上げる可能性も否定できなくなる点、何というか突然現実になりそうで、怖いですね。 個人的回避方法防衛手段はありますでしょうか?