• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:MBAの素朴な疑問)

MBAとは何なのか?

このQ&Aのポイント
  • MBAとは経営学修士のことであり、マーケティングや経営学を学ぶ学位である。
  • MBAは国際的な別の資格を取得することはない。
  • MBAの学位は研究よりも実践的な経営知識を身につけることを目的としている。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#195872
noname#195872
回答No.1

私自身、NYU(New York University)のビジネススクール卒業のMBAです。 ++++++++++ [ご質問] MBAホルダーとみんな呼んでますが、他の修士と違ってなにか国際的な別の資格がもらえるのでしょうか? [回答] 他の修士号と違って、MBAは修士号でありながら(すなわちMDやPh.Dの博士号でないのに)、最高学位並の扱いを受ける程に完結した専門学位として認識されており、国際的に通用する、つぶしの効く学位として重宝がられます。アメリカの大学のLaw Schoolを卒業した人が、わざわざ法学博士までとらなくとも世間で十分通用するのと同様です。これに対し、工学修士や物理学修士では、名刺に書いてもあまり専門家としての印象や信用が持てないでしょう? このため、MBAをまるで国際共通の「(専門)資格」であるかの様に人々が認識し、MBAを持っている人も誇らしげに、資格所有者という意味あいで自分はMBAホルダーだと言うのでしょう。特に日本では妙にMBAホルダーという言葉に重みを感じていますね。 [ご質問] MBAでは専攻を更に追究して研究したり出来るのでしょうか? [回答] MBAで学ぶ分野(マネジメント、ファイナンス、マーケティング、アカウンティング等)を学術的に「更に」追究したい人は、ビジネススクールに残ってPh.D(経営学博士 = Ph.D. in Business Administration、或いはD.B.A. = Doctor of Business Administration)を目指します。分野によっては(例えばファイナンス等)、7-8年はザラにかかります。 MBAは専門学位として認められていますから、学問と実業が密接にからみます。これは、ビジネススクールにもロースクールにも共通していえます。学んだことを「実践」して、具体的に経営に活すのが学習の目的ですので、大学院卒業後は、実社会へと戻っていくことを念頭においています。 心理学や経済学では、理論やモデルを勉強できます(私は大学で経済学部卒ですのでご質問者の仰る意味は判ります)が、それを即企業の経営戦略へ結びつけて議論、判断、実行するには、経営学の修得が必要です。 [ご質問] 大学院はそもそも研究をする場であって資格を取る学校ではない場所だと自分は理解をしてるのですが...? [回答] MBAは資格ではありませんが、CPA、公認会計士、中小企業診断士等の資格以上のレベルに位置する専門学位と認識され、しかも修士号ですから、ビジネススクールは(ロースクールも同様に)、研究をする場と資格を取る場が融合した特殊な大学院です。 また、本来の存在意義が、実業学校のそれに或りますので、「大学院はそもそも研究をする場」というご質問者の「大学院」の定義から乖離するものです。そういう大学院もあるのですから、定義の仕方を変えてみては如何ですか? ++++++++++ 以上

osiete-kudasai-q
質問者

お礼

詳細明快な回答ありがとうございます。 MBAが大学院の中でどういう位置づけ、評価されてるのかがとてもわかりやすく説明されていて非常に読みやすかったです。

osiete-kudasai-q
質問者

補足

[補足質問] 「MBAでは専攻を更に追究して研究したり出来るのか」 の回答でMBAから経営ドクターに進学する方もいると書かれてましたが。例えば、MBA→他分野ドクターコース進学(心理、経済など)というケースも少なからずいるのでしょうか?MBAは他の分野にも十分つぶしが利くのかどうかについて聞きたいです。

その他の回答 (1)

noname#195872
noname#195872
回答No.2

[補足質問] MBAは他の分野にも十分つぶしが利くのかどうかについて聞きたいです。 ++++++++++ 補足質問について回答します。 仮に一般に知名度が高く人気のある修士課程(例: MBA, LLM等)であっても、各々が「経営学」や「法学」といった専門分野ですから、学術面で他のどの分野にも応用できる訳ではありません。逆に、「経営学」や「法学」は、社会で「即実践できる」分野に特化、専門化しているからこそ、「役に立つ」学問として人気がある訳です。 MBAは経営分野での専門学位として国際的に通用しますが、つぶしの効くその効力の範囲としては、実社会の経営にたづさわるための「必要条件」、一般人が受ける「有能で金を稼げる」という印象の外には、学術面では経営学分野にのみ限られます。心理学や経済学の分野を特にご志望でしたら、それぞれの分野でマスター(修士課程)から始めれられるのがよろしいでしょう。 なお、大学で心理学専攻の方がMBAに進学すること(特にマネジメント専攻で)や、大学院で心理学のマスターを取得された方が経営学のドクターに進むことはよくあります。もっとも、純粋な Psychology ではなくPsychiatry の分野でマスターをとった方が経営学のドクター課程に合格することはまずありません。対象となる職種が全然ハタケ違いですので。 経済学でも、コンピューターサイエンスでも、経営学の該当科目を専攻にして後々MBAや経営学PhDに進む場合も多くあります。「理論」から「実践」への転向ですから、ごく自然な流れです。 私自身、NYU(New York University)のビジネススクール卒業後は、同じニューヨーク市内の他の学校の哲学科に進学しました。哲学でPhDを取得する積りでしたが、私のMBAは修士号として認められず、哲学でマスター(この場合は MA = Master of Arts)をとりなおす様に言われました。周囲からは、「ロクに金にならない哲学科が、最も金になるMBAをマスターとして認めないのは皮肉だね。」と言われましたが、私自身はこれで納得しています。そんなもんです。 ++++++++++ 以上

osiete-kudasai-q
質問者

お礼

体験を踏まえたお話、大変参考になりました。 phychologyとpsychiatryとで対応が違う点からも MBAの学問がどんなものかが察する事ができました。 今回の質問で正直興味持ちました。 ありがとうございました。

関連するQ&A