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日本の印税率は安過ぎではありませんか?
- 日本の印税率は作家にとって不利なものと言えます。売り上げの僅か10%しかもらえず、出版社がその残りの40%を持っていきます。
- 一方で、製版や書店のマージンが50%引かれるため、作家にはさらに少ない印税が支払われます。
- このような印税率の設定はいつ頃、誰が決めたものなのでしょうか?作家たちはこの現状に満足しているのか疑問が残ります。
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いや・・・ 10%はまだマシな方。 6~8%のところもあるよ。 原付だと7(マンガ家)3(原作者)や6:4の場合もあるし。 そう言えば1(マンガ家)9(原作者)はふさわしいと暴言を吐いた作家もいたなぁ・・・ >製本と書店への橋渡ししただけ 製本は製本所の仕事。 打ち合わせ、構成、編集、校正、単行本デザイン発注。帯があれば帯デザイン、コピーの発注。印刷所の確保、発注。刷り出しチェック。色校正。製本チェック。書籍コード登録。卸への出荷。宣伝広告作り。倉庫代。 やることは結構あります。 全てに金がかかります。タダでやっているワケがありません。 出版社も普通の会社と同じで、主業務は編集出版ですが、それ以外にも営業や経理もあります。 それら全ての人員が存在して初めて出版社として成立しています。それらの人々への対価も必要です。 作家一人で本を作っているわけではありません。 現宝島社がかつてJICC出版だった頃、一時期マンガに力を入れたことがあったけど、撤退の最大の理由が手間と経費がかかる割に儲からないから。 普通の雑誌を一冊作るより編集業務が多忙になり、しかも経費もかかるので割りに合わない、が最大の理由。 それほどマンガ編集は過酷ってことです。 まぁ出版社が40%持って行くと言っても、出版するまでには人件費や諸経費、紙代、印刷代とかなりかかっているわけで、例えば1冊800円程度の単行本を出したとしてもペイするには最低2~3万部売れないといけません。 3万部売れて増刷がかかれば出版社側の儲けになるけど、ならなければ赤字。 さて出す書籍、コミックスが全て3万以上売れるでしょうか? 答えは否です。 赤字分の補填も必要です。 マンガに限定すればマンガ屋には印税よりも原稿料を上げてほしいのが実情。 印税はボーナス。 作家にとっての仕事の対価は原稿料。 マンガの場合は制作に諸経費が高くつく割には原稿料が格安なので、原稿料だけでは食っていけません。印税で赤字補填せざるを得ないのが実情。 年収1000万程度だと赤字。一人暮らしならば500~600万もあれば何とか。家族がいれば火の車。 3000万超えれば何とかトントン。 でも原稿料だけだと実質年収はその半分以下。 印税は不労所得扱いになりますが、原稿料収入分は必要経費で落とせます。 また、印税が入って来るのは嬉しくとも、100万以上一括で入れられるといきなり徴収額が10%から20%に跳ね上がるので、結構持って行かれることとなります。 また出版社ごとに印税の支払い方も異なり、毎回毎回増刷ごとに支払うところもあれば、年何回と印税支払いが限定されているところもあります。 年何回と回数が決まっているところなんかは、まとめて印税が来ると莫大な額にもなるけど、源泉徴収額も大きくなる弊害もあります。 また間隔が空くので次の印税までやりくりして、原稿作成の赤字を補填していかねばならず、とにかく持たせなければなりません。 (そうそう。この振込も出版社側の負担) まぁ、年収3000万超えると今度は予定納税となるので、来年分の税金の前払いのために無理矢理でも働かねばならない状況にもなったりするんですけどね。 それと日本の場合は出版されてから原稿料が発生するシステムなので、実際作家の手元に収入が振り込まれるのは、出版物が発行されてから1~6ヶ月後なので、仕事をしている時期と原稿料が支払われるまでが収入なし、ってことになるので、連載が続いている作家は何とかなるけど、これから連載だ、今度は読み切りだ、なんて仕事の間隔が不定期だと、特に新人はまず極貧になる。 なので諸外国のように本来はアドバンス(前払い)契約を作家と出版社が結べば、このような制作貧ちゃんからは解放されるのだけど、締切が守れない場合は契約なので起訴ってことになるわなぁ。 日本の出版は口約束と信頼で構築されているから、人間関係がギスギスしそう・・・ もっともなまじ先に金が入ると、たぶん仕事しないだろうね。 例えばライトノベルですが、新人の場合は初版約3000部程度です。これは都内の書店をカバーする程度の部数でしかありません。つまり全国には行き渡ることもありません。 この初版が売り切れなければ増刷もなく、ハイ、オシマイになります。 ペイラインが2万~3万部なので出しただけ出版社は赤字となります。それでも応分の原稿料と印税は支払われます。 マンガも大差なく、知名度によって初版数千部も当たり前です。それでも売れ残るものもあります。 日本における印税の起源は1880年代まで遡ることはできます。 丸取したいのならば、No.1の方が書かれているような自費出版。 そうでなければ同人誌。 でも同人誌も真面目に作ったら結構金がかかるし、手間もかかる。保管場所の問題も生じる。売るための活動、行動も必要。 愛情がある分その手間隙惜しまないだけで、時給換算にしたらその手間隙で得られる金額は実際はバカにできない額になっている。 その手間隙を代行してくれているのが出版社ともなれば、別に何とも思いません。
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- chie65536(@chie65535)
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印税が安いと感じるなら、自費出版すれば良いだけです。 自費出版すれば、本の売上は、全部、自分の物になります。 但し、自費出版では、書籍流通に乗せられない(書籍取り次ぎ業者に扱って貰えない)ので、販路は「自力で開拓」しなければならず、一般書店に本を置いて貰う事は出来ません。 一般書店に本を置いて貰う事が出来ないなら、どんなに良い本を書いても「返本の山」が出来るだけです。 逆に言えば「一般書店に本を置いてもらうには、出版社から本を出してもらう必要がある」って事で、自分の本を多くの人に読んで欲しい場合は「出版社から受け取る印税で我慢しないといけない」のです。 どんだけ不満だろうが「一般書店に本が並ばなけりゃ、お話にならない」のです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 弱い立場の人間は搾取されるのは今も昔も変わりませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 日本の出版業界はワイシャツ着てネクタイ絞めてエリートぶってても 所詮はピンハネの酷いハイエナ集団ですね。 2:1でオンナと店側とで分配しているホテトルなど売春業界の方が 余程フェアで傍から見てても納得がいき気持ちがいいです。