- ベストアンサー
ヨーロッパの国々ってなぜ失業率が高いの?
ヨーロッパの先進国、ドイツやフランス、イギリスやイタリア、その他スペインなど、慢性的に失業率が高いですが、根本的な原因ってなんでしょうか? それぞれお国によって事情があるでしょうし、統計の取り方も違うでしょうが、失業率が慢性的に高いのは事実ですよね。 ドイツやフランスなどはワークシェアリングが進んでいて、1人あたりの労働時間が短いにもかかわらず、失業率は常に10%以上ありますが、これはなぜでしょうか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
従兄弟がドイツで仕事をしていたので同じような質問をした事があります。 福祉などが充実していて無職だと無料で利用できる上、失業保険も直ぐにもらえる。 その為、数ヶ月働いて辞めて無職状態で失業保険を貰いつつ福祉の利用もする。 失業保険が切れると再度働く。を繰り返す人が居るそうです。 じゃあ、まじめに働くほうが損なんじゃ・・・と聞いたら 「まあ、そうとも言える・・・」との返答でした。 こんな事を繰り返す人が居るから10%以上をキープしているのだと思われます。 ちなみにその従兄弟は椎間板ヘルニアの為帰国してきました。 ドイツではこの病気に成る人は極めて稀なので、帰国して治療した方が良いと勧められたからだそうです。
その他の回答 (6)
- korokoro1980
- ベストアンサー率28% (48/169)
労働生産性にふれる人がいないのは、不思議です。日本の生産性は先進国中で最低に近いため、たくさんの人が働かないといけないのです。 私は部下を使う立場になって、外国の同業者がどういう仕事の進め方をしているか、調べたことがある。もっとも、のちにはその立場から外されたんだけどね。ちっとも偉くないや……。
- qqqq1234
- ベストアンサー率23% (71/304)
日本より遙かに「仕事を選ぶ人」が多いからですよ。 日本でもあの仕事は嫌だこの仕事は嫌だと言って失業者となってる人はいますよね? 日本人は基本的には「労働環境についてデモ運動を滅多にしない特殊な国民性」です。 会社に対して「働かせて貰う」という低姿勢な立場を保ちます。 しかし欧米では労働環境の改善を訴えるデモが毎日のようにいろんなところで行われています。 欧米人は悪い労働環境で働こうなんて思わないのが普通なのです。 特にフランスなどは労働者が「働いてやってる」という意識ですからね。 失業率というのは単に存在している仕事量と労働者数の関係ではなく、 国民が「働きたい」と思う仕事がどれだけあるかという数値を表しています。 ですから、一つは国民の意識。もう一つは最低賃金などの労働環境の法整備。 この二つにより失業率が決まるといっても過言ではありません。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
私も#1さんの意見に賛成です。 日本人は働く、そのことに意義を見いだしています。 働く必要が無くても、働かないと、何か落ち着かないとか、 罪悪感に囚われる、といった人が多いのでは ないでしょうか。 これは江戸時代に既に養われたものだ、という 説があります。 それに対して、欧米キリスト教圏国では、働くことは 罰ですらあります。 しかも、欧米は社会福祉が発達し、働く必要性動機付けが 日本などよりは弱いと思われるます。
うーん、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という有名な本があるんだけどなぁ。 プロテスタント(カルヴィニズム)の考え方が、人が労働にいそしむ原動力になったということを論じた本です。 #2さんには悪いけど、私はキリスト教は関係ないと思うのです。 でも、そうすると失業率が高いのは何ででしょうねぇ。 私は女性の社会進出の度合いによるのではないかと漠然と考えています。 どういう風に失業者を定義するのか知りませんが、女性の社会進出の度合いが高ければ、単位人口当たりの労働者数が増えるでしょう? 労働需要が人口に比例するとすれば(私の勝手な仮定ですが)、あまる量も当然増えるわけです。 また、例えば、結婚相手が働いていれば、とりあえずは片方は仕事をえり好みできるわけで、その間は失業者になるでしょう? そうするとやっぱり、統計上失業者は増えていくわけです。 ちがうかな?
移民が多いというのもあると思いますよ。
- rsejima501
- ベストアンサー率32% (58/177)
根本的なところで、宗教的な理由があると考えます。 聖書によると、エデンの園に住んでいた頃の人間(アダムとイブ)は 働く必要が無かったのですが、エデンの園を追放されることにより、 ある種の呪いや罰という意味で、アダムは働いて食料を得る必要が出てきました。 このように、キリスト教では労働というものは原罪の一部であるという 考えが支配してきました。 このような背景がありますから、キリスト教徒は可能な限り働こうと しないことになり(長期のバカンスもこれによります)、結果的に 失業率が高くなることになります。 ちなみに、日本人が可能な限り働こうと考えるのも宗教的な理由で、 たとえば、神話の中でも神様が働いている描写が見られますし、 天皇陛下も毎年お田植えを行っておられますから、 働くのは当然という考えになります。
お礼
ありがとうございました。 日本の生産性が低いという可能性、これにはハッとしました。 日本の工場などは徹底した合理化を図っており、日本人は合理的な仕事をしていると思っていましたが、日本人全体で見れば、実はそうではないという可能性、これは私も納得しました。 無駄な業態、無駄な出勤、無駄な残業、無駄な会議、一概に無駄とは言えないかもしれませんが、日本の産業すべてが効率的ではないという可能性、これには逆転的発想を感じました。