中高一貫から東大に行って卒業した者です。
わたしは文系で、しかも防衛大(人文社会)と東大文Iを併願したのでちょっと人種が違いますが、私の周りでも東大理IIIと防衛医大を併願している奴は何人かいました。実際理IIIに受かってた奴は全員防衛医大には受かってました。他方、東京医科歯科や千葉医には受かったのに防衛医大には落ちた、って奴らもいました。防衛医大は試験日が11月ですから、現役生の場合は勉強が間に合わずに落ちる、ってケースもあるのかもしれません。いずれにせよ、ペーパー試験のレベルとしては、国立トップクラスの医学部並みということは確かです。
ただ皆さん書かれてますが、防衛医大は文部科学省ではなく防衛省が所管し、医官としての自衛官を育てる学校です。医官とはいえ自衛官ですから、防衛医大を卒業して陸・海・空自衛官に任官する際は、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」と宣誓する義務を負います。つまり、国家国民の為、いざという場合は憲法25条が保障する基本的人権、「生存権」を自らの意志で放棄する、そういう仕事なのです。
別に「死ぬのが怖くない」という必要はありませんが、そういう確固たる意志を持っているか、また教育によりそれを育むことが出来るかどうか、ということを防衛医大の面接では問われます。私の知る限りでは、学力云々に加えて、そういう決意の強弱が防衛医大の合否を左右した奴も多かったように思いますし、逆に(防衛医大に受かった上で)理IIIに行くような奴は、医師であると同時に天下国家を語れる(ろうとする)、そういう度量を高校時代から持った奴が多かったですね。
お礼
東大やその他の大学とは方向性はまったく異なるようですが、 理IIIに合格するような人は大抵受かるのですね。 ありがとうございました!