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小説探しています。
小説を探しています。 内容としては、場面変化の少ない会話や独白でストーリーが展開していくようなものが読みたいです。 例えば、一室にあつまった人たちが会話をしていく中で事件が発覚していくような。 ミステリーや不思議な話のようなものがいいのですが、上記のように場面変化の少ない作品を教えてください。 かなり、条件をつけてしまっていますが回答していただけるとありがたいです。
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安楽椅子探偵ものは要望に合うだろうと思います。ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』とか、アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』とか。特に『黒後家蜘蛛の会』は、一室に集まった人達が~という要望とぴったりですかね。 風変わりというか、若干変化球気味ですが、アガサ・クリスティの『謎のクィン氏』もそれ系かも。 奥泉光の『ノヴァーリスの引用』も、安楽椅子探偵ものに近いタイプです。ただし、この作品には名探偵もいなければ、そもそも事件すら起きないですけど。 大学教授の葬式帰りに、中年のおっさん4人が飲みながら、大学時代に自殺した友人が、仮に殺されたのだとしたら誰が犯人か、という話をする作品です。ずっと飲んでいるわけではなく、現場検証と称して大学に行ったりなどもしていますが、まあまあ要望には沿っているように思います。 事件も死体も犯人もないのにサスペンスを構築している、なかなか変わった作品。 ミステリー要素がなくてもいいなら、延々と男の独白が続く、ドストエフスキーの『地下室の手記』、サナトリウムで療養生活をしている主人公と他の登場人物との小難しい会話なり議論なりが延々続く、トーマス・マン『魔の山』、猫が変な人達の雑談を延々と聞いてはツッコミを入れる、夏目漱石『吾輩は猫である』があります。
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- mshr1962
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■アガサ・クリスティ 「火曜倶楽部」 「オリエンタル急行殺人事件」 「そして誰もいなくなった」
お礼
ありがとうございます。 火曜倶楽部とても面白そうです。読んでみようと思います。
芥川龍之介『藪の中』。黒澤明監督の映画『羅生門』の原作。 ウィリアム・アイリッシュ『裏窓』。アルフレッド・ヒチコック監督の同名映画の原作。脚の骨折でギプスをつけてベッドの中、自室の裏窓から外を眺めるくらいしか楽しみのない男が主人公。 笹沢左保『どんでん返し』。会話文だけのミステリ作品。 アシモフ『ユニオン・クラブ綺談』。『黒後家蜘蛛の会』と『小悪魔アザゼル』の中間の短さと登場人物数。引退したじいさま方が集まるクラブで居眠りしてたはずのあくの強いグリズウォルドじいさんが雑談に割り込んでは謎解きする。 柳広司『百万のマルコ』。獄中の暇潰しに同房の囚人相手に東方帰りのマルコ・ポーロが突きつけられた難題体験談を途中まで語り、どう解くか推理させる趣向。謎の程度は高くなく、パズルとして有名すぎるものを使っていることに気づいて呆れるかも。 ジョセフィン・テイ『時の娘』。怪我でベッドから出られない警官による歴史の謎とき。歴史ミステリを代表する作。 野村胡堂『半七捕物帳』。記者が老人のもとを訪ねて懐旧談をきく趣向。E・D・ホック『サム・ホーソンの事件簿』もこれに似てホーソン元医師が来客に昔話を語る趣向。 バロネス・オルツィ『隅の老人』。女性記者がカフェの隅に陣取っている老人に事件の推理をきく趣向。 夏目漱石『こころ』。書簡による告白が主。 ドストエフスキー『地下室の手記』。
お礼
ありがとうございます。 取りあえず藪の中を含めた芥川龍之介の短編集が出ているようなので購入してみようと思います。
- あやぼう(@0813_0813)
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初めまして、こんばんわ。 小説、といいますか、台詞のみで 進行するので戯曲なのですが、 質問を読んで恩田陸さんの 「猫と針」を思い浮かべました。 以下、あらすじをお借りしてきました。 人はその場にいない人の話をする。 友人の葬式の帰り、久々に 学生時代の仲間が集まった。 一見和やかな宴だが やがて漂う不穏な空気。 この集まりの本当の意図とは。 閉鎖空間で展開する 心理サスペンス会話劇。 お役に立てたら幸いです。
お礼
ありがとうございます。 ネットで調べたところ手ごろなお値段だったので買ってしまいました。
お礼
ありがとうございます。 ノヴァーリスの引用はかなり興味を惹かれました。 明日にでも、近くのお店で探してみようと思います。