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ビートルズの「ヒア・ゼア~」の別バージョンは?
Beatles の 「Here There And Everywhere」 には、ジョージ・マーティンがリミックスして、『リボルバー』のバージョンよりも、よりコーラスに膨らみのあるバージョンがあったと思います。 私は、それが『アンソロジー2』に収められていたと思っていましたが、i tunes で調べた限り、入っていませんでした。もう廃盤になったアルバムだったでしょうか? 詳しい方がおられましたら、お教えください。
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おそらく2009年に発売された「リマスター」版のことだと思います。(*私はすべて持っています。) 別バージョンということではなく、オリジナルのテイク14を元に精緻なデジタル処理がなされたものです。 左右に振り分けられたポールのダブルトラッキングは明瞭さを増していますし、オリジナルにある有名な fwip やパンチインノイズもほぼカットされています。ただしジョン・ポール・ジョージによるコーラス部は三人まとめて録られてピンポンされていたため弄る余地がなかったと思われ、大きな変化は感じ取れません。 リマスター版全体にいえることですが、平均して音圧レベルが高いことやベースやバスドラなどの低音楽器が強調されていることで曲としては膨らみは感じられます。 ◎Original recording remastered 2009 http://www.youtube.com/watch?v=n8WULbsRuFo 同じくモノバージョンですが、ヴォーカルに厚みを感じるファンも多いです。 ◎Original recording remastered MONO 2009 http://www.youtube.com/watch?v=y9SxXWui7gM maxi シングル「Real Love」のバージョンはポールのシングルトラックでコーラスは後半だけですから除外されると思います。これは別のテイク(7と13)を繋ぎ合わせたものです。 ◎from "Real Love" 1995 remix http://www.youtube.com/watch?v=CampolHdZvE
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- born1960
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Here There And Everywhereはアルバム「リボルヴァー」シングル「リアルラブ」ポールマッカートニーのアルバム「ヤァ!ブロード・ストリート」に収録されています。 リボルヴァーのものはもちろんおなじみのものですが、マキシシングル「リアルラブ」に収録されているものはテイク7&13のバージョンが収録されているみたいです。お探しのものはこちらかも。
お礼
早速の回答、感謝します。『ヤア!ブロード~』のバージョンは知っていますが、あれはビートルズ当時の音源ではないので除外されますねー。 「リアルラブ」のバージョンは初耳でした。もしかすると、どこかで、それを聴いたのかもしれません。ただ、かなりレアですので、i tunes で採れないのが残念ですね。 いずれにしても、詳しい回答を、ありがとうございました。
お礼
すばらしい。これです! なるほど、コーラスは基本的にはいじってないのですね。でも膨らんで感じられるのは、人間の耳の精巧さや複雑さの賜物なのでしょう。 ビートルズの曲に新たに手を入れることを嫌う人もいますが、私は、こうした処理を、ビートルズの曲の全曲にやってもらいたい、という考えです。21世紀にビートルズを残していくためには、“音”を良くするのは必須です。モノバージョンしかない「She Loves You」に関しても、最新の技術を使えば、もうちょっと広がりを創り出せるのではないかと思います。他にも『アンソロジー3』の「The End」のように、オーケストレーションに手を加えるなど、方法は幾らでもあるわけですから。 あとは、『イエローサブマリン ソングトラック』の“失敗”(と私個人は感じています) を繰り返さないように、“耳”の良いプロジェクトチームを作るのはどうでしょう。『ソングトラック』の場合、ほとんどピーター・コビン一人に、それも、感性のあまり良くない人物に曲をいじらせてしまった事が、結果を悪くしたのではないか、という意見です。 『LOVE』のできからすると、やはりジョージ・マーティン親子のセンスは光っていると思います。 彼らを中心として、ビートルズの曲の輝きをさらに増してくれる日が来ないかな…と思う次第です。 以上、お礼というより、持論をぶちかましてしまいましたが、それは、bug_bug_jpさんの回答があまりにも素晴らしいものだったからです。本当にありがとうございました。