以下、日本とアメリカの違いについて。
厳密に言いますと、
【1】日本国内上場の「海外ETF」とアメリカ(NYSE)上場の「海外ETF」
【2】日本国内に上場していない「海外ETF」とアメリカ(NYSE)上場の「海外ETF」
では若干異なりますが、大きな違いは、以下の4点です。
(1) 流動性
NYSE上場銘柄の方が圧倒的に流動性が高く、
Ask(買)、Bid(売)のスプレッド(値開き)が小さい。
取引する際に有利です。
(2) 売買手数料
日本国内に上場していない海外ETFを
日本のネット証券会社から購入しようとすると、
売買手数料が片道25ドル(約2,000円)かかります。
アメリカのネット証券会社から同じETFを購入しようとすると、
売買手数料は片道1ドル(約80円)です。
※ Interactive Brokersを利用した場合。
(3) 売買単位の制限
日本国内に上場している海外ETFは、
売買単位に制限があります(初期投資金額が高い)。
NYSE上場銘柄はすべて売買単位1株から可能です。
(4) 「空売り」と「オプション取引」
NYSE上場銘柄は自由に「空売り」や「オプション取引」ができます。
ただし、アメリカのネット証券会社を利用した場合にかぎられます。
日本国内に上場している海外ETF、
日本国内に上場していない海外ETF、を
日本のネット証券会社から取引しようとすると、
「空売り」や「オプション取引」はできません。
※ 空売りは、株価がdown(↓)で利益を出せる投資手法
※ オプション取引は、株価がup(↑)side(→)down(↓)いつでも利益を出せる投資手法
ETF投資の総本山はアメリカのNYSEユーロネクスト(NYSE Euronext)で、現在約1,300本のETFが上場されています。世界各国の株式・債券指数、貴金属・エネルギー・穀物・農産物などの商品指数、外国為替(FX)の通貨指数、不動産(REIT)の不動産指数、産業セクター別指数、などさまざまな指数に連動した世界のあらゆる投資手段(Investment Vehicle)が用意されています。
海外ETFは、信用取引(Margin Trading)を利用して「空売り」することができます。また、「オプション取引」も可能です。さらに、原資産ETFにレバレッジをかけた「レバレッジ(Leveraged)ETF」や、原資産の動きと逆のパフォーマンスをする「インバース(Inverse)ETF」などもあります。
金融のグローバル化とIT化によって、富豪投資家だけがアクセスできた伝統的なスイスのプライベートバンク、巨大金融機関や機関投資家に独占されていたテクノロジーがすべての投資家に開放され、海外投資(アメリカ市場)を通じて個人がヘッジファンドと同様の取引を行うことができるようになりました。
しかし、日本の金融は日本語の壁や規制などのために世界で進行している金融のグローバル化という大きな潮流の波から取り残されており、個人が日本で自由に資産運用できる環境は整っていません。国内ETF119本、国内REIT35本、と上場銘柄数が少なく、流動性の問題がある銘柄もあり、自由にポートフォリオを組むことができません。
日本のネット証券会社などから海外ETFへ投資することも可能ですが、言葉や為替の壁によって、割高な手数料を私たち個人投資家に課しているのが現状です。また、マネックス証券、SBI証券では、海外ETFの信用取引(空売り)ができません。楽天証券はCFD(差金決済取引)を利用して海外ETFの信用取引(空売り)が可能ですが、18銘柄に限定されています。また、日本のネット証券会社からではオプション取引はできません。
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上記のような問題をすべて解決する方法があります。
それは、アメリカのネット証券会社を利用することです。
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