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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「認知障害と(狭義の)妄想の区別」)

認知障害と(狭義の)妄想の区別

このQ&Aのポイント
  • 統合失調症の思考・認知の障害と病的妄想の区分けについて適切な処理がされていないかを質問します。
  • 知的障害該当者の中で認識が不明確な場合や誤った区分けが行われている可能性があることについても指摘しました。
  • 専門家でも認識が曖昧な場合があり、この問題に関してどう考えるかを意見を求めています。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

正直にいいますと、精神疾患における分類というのは治療の方針を示すだけのものであって、患者当人がいかなる症状に該当するかどうかというのは精神科医のさじ加減ひとつにかかっているといっても過言ではないのです。つまり、一般生活を送る上で問題が発生するからこそ「知的障害」なのであり「統合失調症」なのです。仮に統合失調症が知的障害が原因であっても、知的障害が統合失調症から引き起こされていたしても、あくまでガイドラインに沿って「知的障害」か「統合失調症」かを判別する以外にないのです。 ただ、妄想癖があるというだけで知的障害か統合失調であるかを判別する専門家は皆無です。知的障害は能力テストで判断できますし、大抵は幼少期に発覚するからです。また、妄想についても知的障害者のそれは一貫性に乏しいことが多く、統合失調症の方にあるような「体感」できるほどの妄想や幻想とはかなりほど遠いといえます。診断ではそれなりに重視される項目ではありますが、根拠とはならないので安心してください。また、一般的な妄想と精神医学上のそれは大きな隔たりがあります。通常の人が、統合失調と認定されるのはかなり難しいといえるのですが、逆に言えば統合失調症の症状、それを判断するためのテストの内容を知っている人間ならば偽装することは可能です。実際、精神疾患を装って罪を軽くするといった行為も報告されています。 区分のために知的障害者の認定が進んでいないとのことでしたが、認定の方法に問題があるからといって未認定者の数と直結するとは断言しにくいです。なぜなら、障害者手帳を申請するのは一般社会への適合に問題がある人、もしくは知能テストで問題があると確認された人間に限られるからです。この点から、軽度を含めれば300万人をはるかに越える障害者が潜在的に存在していると考えられています。これに対してさらに不公平感を覚えるかもしれませんが、逆にいえばデメリットを感じずに生活を送っているわけであり、あえて治療や保護を受ける必要性を当人も感じていないのならば、それはそれで良いと思います。これは統合失調の患者にもいえますが、投薬療法やリハビリといった治療法はあるものの、確実に症状を解消できるものは今のところありません。統合失調症、もしくはその可能性があることを遺伝的に解明する試みがあり、いくらか成果をあげているものの、患者本人の意向を反映した研究だとは個人的には思えません。統合失調症であっても社会で活躍している人は大勢いますし、あえてレッテルを貼ろうとすることに何の意味があるのでしょうか。 精神の問題は何千年も前から考えられてきましたが、精神医学の発達自体はごく最近の話であり、精神疾患の根本の理解が不完全という点では「基本的な事柄の認識が曖昧」だというのは認められます。その判断の仕方にも問題があるケースも考えられるでしょう。しかし、開き直るわけではありませんが、あえて病気や障害と認定するというのも不毛ではないだろうか、という思考があってもいいのではないでしょうか。「認知障害と(狭義の)妄想の区別」については「可能」だといえますが、それ以前にジレンマを抱えているというこは、精神科だけでなく現代医学全般にいえる話なのです。

kenju1128
質問者

お礼

 回答ありがとうございました。  僕が忙しいわけはないのですが、ちょっと考えました。  やや苦渋に満ちざるをえないお立場からのコメントかとも思いました。  精神医学界では「不作為」というのもありふれて見られますが、もう少し何とかなればとも思うのですが、当事者等が声を上げていくしかないのかもしれません。  大変ありがとうございました。またよろしくお願いします。

kenju1128
質問者

補足

 回答付かないかとも思ったのですが、ありがとうございます。  3回ほど熟読させていただきました。もう少しお待ちください。

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