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KVA と KW の違い、実際に必要な電流値は???
電気機器に表示している、定格消費電力の単位で、 KVAとKWと見かけるのですが、違いは有るのでしょうか? 単純に1KVA=1KWとはいかないようですが・・・ また、実際に必要な電流値は? 定格・・・の意味も教えて頂ければ助かります。
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KVAとKWの違いですが、これは力率が絡んでいます。 KW = KVA × 力率(Φ) と言う式で現せます。 力率は 0~1の値を取ります。 専門的になりますが、直流回路(乾電池の様なもの)とリアクタンス成分(コンデンサーやコイルと言ったもの)を含まないものは力率は1です。 家庭電化製品では、電気コンロ、トースター、白熱電球等(抵抗性分だけの物)は力率は1です。よって VA = W となります。 冷蔵庫、蛍光燈、テレビ、電子レンジ、ステレオ等は製品の中にコイル(モーター)とかコンデンサーと言った部品が取りつけられており、それが原因で電圧と電流の位相がずれます。 そのずれ具合は使用状況(つまり負荷)によって変化します。 極端な例では、純粋なコイルだけの回路とか純粋なコンデンサーだけの回路の場合は力率が0となり、仮に1KVAの状況でも消費電力ゼロ(0)と言う事も起こります。 力率=cos(電圧・電流の位相差:この場合90度)=0 これでは電力会社は儲からない(電流は流れている:つまり使っているのに積算電力計はゼロと言う状態)ので、大電力(数KW以上)の製品には力率規制があります。 なお、電気料金(積算電力計の値)は W で計算されます。) また、VAは皮相電力で使われる単位で、Wは実効電力の単位です。 Kは単純に1000倍を現しています(mとkmの時に使うkと同じです。)
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- yoda
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yodaです。 M.P.Nakaちゃんの残りを補足します。 kwとは定格消費電力の単位です。 kvaは定格容量を表示する単位です。 仮に例えると、ある電気製品が「120Vで動作する、2.2kwの定格消費電力」であるとすると、その定格容量の算出方法は, 2.2Kw=2.2×1000[w]=2200[w] です。これを、 In=2200/(1.732×120×0.866)=12.22[A] となります。そして、 Pn=12.22×1.732×120V=2539.8 よって、 [VA]=2.5[KVA] となります。 注) 1.732はルート3です。 0.866はcos30゚です。 以上の結果から、2.5[KVA]ですが、実際の商品等の表示には、切り上げられて、2.6[KVA]と表示されています。 こんなので宜しいでしょうか?
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- Naka
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◆あんまり詳しいところまでは知らないのですが、kVAとkWは、一般にモータの発電機容量の算出方法の違いから差別化して表記しています。 kVA=モータの出力/(モータの効率×モータの力率) kW=モータの出力/モータの効率 また「定格消費電力」は、ある一定の条件下における使用時の消費電力を表します。 例えばエアコンですと、外気温35℃、室温27℃でエアコンが運転するのに使用する電力値、というように決められています。 例によって中途半端な回答でごめんなさい。m(_ _)m
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お礼が大変遅くなり、申し訳ありません。 ありがとうございました。 分かりやすい例で、助かりました。