既に回答が出ていますが現在添乗員はほとんどが派遣です。
大手の旅行会社は自社の子会社を持っていますし、その他にも添乗員の派遣会社があります。
大手の子会社は社員契約をするところもあり、年間の最低報酬を決めているところもありますが、ほとんどは日当で、1日イクラの世界です。
年間稼働率が人によって違うので、どこからがベテランとか、何年くらい働けばいくらという定義づけは難しいですが、1日15,000円以上取れるクラスは非常に少なく、年間稼働日数が200~220日位が最高であることを考えれば、年間額面で400万取れる添乗員はほんの一握りと言う計算になります。
今年の様にSARSや戦争が絡んでくるとツアー催行率が落ちるため、業界トップクラスのベテランでも今年の前半は1ヶ月に1本(10日程)という惨憺たる有様でした。
経費などは旅行会社によります。
昨今のように格安ツアーが主流になると、旅行会社の厳しくなり、最低限食費(ツアーに含まれない場合)は支給されるものの、交通費もNEX禁止、スカイライナー禁止、リムジン禁止、空港宅配禁止といった会社も珍しくなくなってきました。
もちろん、資料や文房具などは自腹。
打ち合わせや精算の費用もケチられる始末。
NO.1さんのおっしゃるようなインセンティブツアーや修学旅行などは特別手当として1日500円~1000円程度が上乗せされる程度。
その代わりそういうツアーは拘束時間が長く、朝の5時位から夜中の1時2時まで働かされることも普通です。
またお土産屋さんからのコミッションというのも過去の話で、今は公式にはほとんどが旅行会社に搾取されます。
旅行会社側も利益を度外視したツアーを催行せざるを得ない時代になり、お土産屋さんのコミッションは重要な収入源となっているからです。
昔は土産店のコミッションだけで添乗員は家が建つとまで言われましたが、(20年以上前)昨今は添乗員が勝手にコミッションを懐に入れようものなら、その旅行会社の仕事を2度と貰えないというような世界になりつつあります。
添乗員に男性が少ないのは、生活が成り立たないからです。
日々新しい情報収集を怠らず、常に勉強し続ける、正しく趣味でしか成り立たない業種です。
個人的には、もっと添乗員の待遇改善を図らないと、業界全体が危機に陥ると感じてさえいます。
ちなみに食費ですが、大体
朝:1000円~2000円
昼:2000円~3000円
夜:2000円~5000円
位です。
お客さんとお付き合いで一緒に食べる時、ホテルで食事を取らざるを得ない時(時間がないときなど)を考えると、惨めな金額ですね。
もちろん金額の差は旅行会社によって違い、一般的に格安ツアーを主にする会社は安いです。
こういう金額自体も添乗員のモチベーションに関係してきて、仕事に結果が反映される可能性があるのは、言うまでもありません。
お礼
かなり厳しいですね。 年収300万以下の人も多いのですね。 回答どうもありがとうございました。