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うずらの種卵を温めたい。
パネルヒーターを水槽の中にはったんですが30℃ぐらいしかいきません。 なので小動物用の電球ヒーター(カバー付)をサーモスタットにつないでやろうと思うのですがプラスチックみたいな素材(たたいたかんじの音)の水槽に電球ヒーターいれても溶けませんか? 水槽には耐熱温度とか書いていませんでした。 ヒーターも水槽のサイズギリギリです。
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プラスチックの水槽が溶けるようでは卵は焼け死んでしまいます。ヒーターとサーモスタットで39℃に制御するだけでは不足です。なぜなら孵卵器の中に日向と日陰ができるからです。日向の温度はヒーターの輻射によって50℃を超えてしまいます。また水槽では保温が悪いですからさらに温度勾配ができるでしょう。つまりヒーターに近い部分は熱く、外壁に近い部分は冷たくなります。サーモスタット表面が39℃というだけでは、卵の裏と表が39℃であるという保証にならないのです。輻射による加熱でサーモスタット表面温度を39℃にするのではなく、空気を39℃に暖めてそれを循環させることを厳密に考える必要があります。 私は魚釣りのクーラーボックスを使いましたが、プラスチック水槽を使うなら、内側か外側に発泡スチロールを張って断熱すればいいでしょう。梱包用のエアクッションいわゆるプチプチを厚く巻いてもいいかもしれません。断熱が必要な理由は、内部の熱を逃がさないことで内部の空気温度を均一にしやすくするためです。放熱の大きい容器では逃げた熱を補うために過熱が必要であり、また一方では熱が逃げているのですから、内部に高温部と低温部が出来てしまいます。日向と日陰です。 充分に保温された容器では小さな熱量で保温できるはずです。パネルヒーターとやらで目的を達するのとが出来るかどうか、再度確認すればよいでしょう。温度差というのは孵卵器の敵ですから、小さな高温の熱源よりも大きな低温の熱源が望ましいです。卵を焼け死なさないためです。小さな高温の熱源の場合はファンで熱源に空気を吹き付けて熱を空気に伝達、拡散すると同時に、卵と熱源の間に断熱になる仕切りをもうけることが必要です。卵に対しては輻射熱による加熱ではなく暖かい空気による保温が必要だからです。私はひよこ電球を使用したときはこうしました。 さらに湿度が必要です。熱源のごく近くに表面積の大きな水皿を置いて湿度を上げます。但し生まれたひよこが溺れない構造にします。 空気も必要ですからごくわずかな空気穴を設け、自然対流により空気が入れ替わるようにします。ひよこに必要な空気穴と同等になると思います。 火災の危険がありますから、万一発火しても周囲に燃え広がらない場所に置きます。 以上注意すれば必ず成功しますよ。計画停電に備えてあなた自身が抱卵する準備もしておくことです。