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落語「元犬」について教えて下さい。
きのう、桂宮治さんという前座さんの「元犬」を聴きました。 ところが、今まで聴いた元犬とちょっと違うのです。 まず、シロが人間になったとき、上総屋さんに 人間になったことを告白します。 上総屋さんは、戸惑いながらも、信じます。 自分の家に連れ帰り(店でなく、夫婦の家)で、 オカミサンに相談して、隠居のところへ連れて行きます。 私は、ここは、裸のシロを見て、悪いやつに身ぐるみはがされたと 思い、親切にしてくれる。 奉公先を探してあげる というのが、スタンダードかと思っていました。 さきほど聴き直した、志ん生、志ん朝ともそうでした。 宮治さんのオリジナル?かと思いましたが、ウィキペディアで見ると 大喜びした犬は、たまたま通りかかった件の隠居に事情を話し、『四郎』という名前を付けてもらって仕事の世話をしてもらう。 という説明文が。。 この事情とは、やはり、犬から人間になったことでしょう。 とうことは、私が落語協会ばかり聴いてるから、このやり方を知らなかっただけでしょうか。 その辺のこと詳しい方、ご教示ください。 よろしくお願いいたします。
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- K M(@kosan5)
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『 元犬 』のオリジナルは,質問者のかたが聴かれたとおり 志ん生、志ん朝さんが演じいていた方法です. ただし,実はもっと長い話で, 「もとは居ぬか?」 「今朝ほど人間になりました」 の続きがあります. それは,このセリフのあと,只四郎さんとお女中さんとの 結婚話がもちあがることです. その際に,「実はわたくしはイヌでありまして...」 という告白から別な物語が始まります. おそらくこの話を, 1)混ぜて話した 2)前座さんなので混乱してしまった のいずれかでしょう. 前座さんの身分では2)の方が真実かな? (先代の圓楽師(5代目)が,わざと噺(この話ではありませんが)をやって 6代目の円生師に破門されかけたことがあります)
- bekky1
- ベストアンサー率31% (2252/7257)
この事情とは、やはり、犬から人間になったことでしょう。 とうことは、私が落語協会ばかり聴いてるから、このやり方を知らなかっただけでしょうか。 //////////////////////////////////// 何人かの元犬を聞いたことがありますが、裸のシロをみて、あれこれやり取りがあって、 上総屋さんが、「犬みたいなやつだな」というと、「そうなんです、犬・・・だったんです」と、あるいは、「そうなんです、犬・・・ですね」応える。 あるいは「犬みたい・・・・かな?・・・です。(人になって記憶があいまい?)」 観客は、「犬」だと知っているので、ごまかしているのか、正直に言ってるのか、はたまた、 記憶がすでにしてあいまいになったのか・・という、絶妙な感じでこのアタリは運んでいるなと、私は思いました。 一度は、上総屋にちゃんと白状する、告白しておくということがきまりなんだとおもいますが、 上総屋がそれを信じるとか、疑うとかいうやり取りはなく、「信じたから面倒を見る」というより、 「ありえない話だが、まぁ、どうでもいいや、人物は悪くないし、求人もあることだし、まぁ、いいか」というアバウトな話だと思ってました。 シロもあれこれの「犬」らしさを隠そうともしないし、隠すことも忘れているし・・・というか、できない? 2ヶ月前に聞いた、隅田川馬石師匠の元犬が、子犬?っぽくてかわいかったです。 もっとも、たぶん、落語協会派?で3人聞いたとのかも・・ということだとはおもいますが。
お礼
回答ありがとうございました。 上総屋さんが、「犬みたいなやつだな」というと、「そうなんです、犬・・・だったんです」と、あるいは、「そうなんです、犬・・・ですね」応える。 も聴いたことがありませんでした。元犬、奥深し。 「犬みたいなやつだな」 はいいですね! 馬石さんのワンちゃん、本当に可愛いですよね。 馬石さんが演る上総屋さん、親切で優しいんですよね。 本人の投影でしょうか。 犬でいったら、こみちさんも愛らしかったです。 「犬みたいなやつだな」にいつかめぐり合いたいです。 ありがとうございました。
- kernel_kaz
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私は生で聴いたことが無くて古典落語全集で読んだだけ、しかも40年前なのですが、志ん生、志ん朝両師匠が語っているという、あなたの話の方が初見です 前座さんが語った話というのが、私の記憶通りです ですから、こちらが古典スタンダードでは無いでしょうか? ただ、落語には正解はありませんからね(笑)
お礼
早速にありがとうございました。 落語には正解はありませんからね 本当にそうですね。 この前座さんのやり方で聴いたとき、 耳慣れていないから、最初はあれって思ったのですが、 でも、口入屋さんが知っていたら、 話はスムーズかも、とも思ったのでした。 意外に自然な流れというか。。。 今後も、どんな人がどんなやり方をするのか、 楽しみにしたいです。 ありがとございました。
お礼
回答ありがとうございました。 些細なこと、質問していいのかな、と迷っていましたが、 聞いてみてよかったと思いました。 元犬に続きがあったとは! そうですね。 考えてみれば、おもとさんは サゲのためだけに必要なのか、ということになります。 結婚話まで行くなんて、さすが、落語です。 そのためには、行動はおかしくても、 タダシロウは、いい男というシチュエーションも大事なんですね。 落語は深いなあ。 ありがとうございました。