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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ADHD改善策(WAIS-IIIの結果に基づいて))

ADHD改善策(WAIS-IIIの結果に基づいて)

このQ&Aのポイント
  • ADHDの改善策について、WAIS-IIIの結果をもとに具体的な方法を探しています。特に「視覚情報の認識力」を上げる方法や他の能力の向上策について教えてください。
  • WAIS-IIIの結果によると、私の知覚統合の点数が非常に低いことが判明しました。間違い探しの本を解くことで少しでも改善できるかどうか試していますが、他にも視覚情報の認識力を向上させる方法や処理能力の上げ方を知りたいです。
  • WAIS-IIIの結果によると、私の知覚統合のスコアが低いことがわかりました。間違い探しの本を解くことで少しでも改善できるかもしれませんが、他にも視覚情報の認識力を向上させる方法や処理能力を高める方法があれば教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • vzb04330
  • ベストアンサー率74% (577/778)
回答No.1

心理士です。 WAIS-IIIは、時間もかかり、負担も大きい検査です。 受検されてお疲れになったのではないかと思います。 さて、お示しの範囲で分かることと、これからの対応の基本的な考え方について可能な範囲で回答させていただきます。 1.知能水準 質問者様の全体的な知能の水準は、全検査IQ(FIQ)にありますように、109です。 WAISなど、ウェクスラーの検査で測定されるIQは、ある年齢グループの中で平均的な成績を取った場合に、IQ=100となるように作られています。 そして、IQ=90~109が、「平均」の範囲とされ、この範囲に全体のうち50%の人が含まれます。 これ以上は、平均より知能が高いことになりますし、これ以下の場合は低いということになります。IQ=70~79が、知的な障害があると判断されるかどうかの境界線クラスということになります。 したがって、質問者様の場合には、全体的な知能の高さは、平均の範囲にあると考えて間違いはないと思います。 なお、WAIS-IIIでは、言語性IQ(VIQ)と動作性IQ(PIQ)とが、区別されて出てきますが、この言語性と動作性との区別は、最近では、理論的あるいは実証的な根拠がほとんどないということで、その後、アメリカ版のWAIS-IVや、子ども用のWISC-IVでは廃止されていますので、今回も説明は割愛します。 2.群指数 次に、言語理解(VC)から処理速度(PS)の4つの指標は、IQではなく、群指数というものです。 IQよりも細かい視点で、知的な能力を捉えようという数値です。 数値の意味は、IQと同じく、ある年齢グループで平均的な能力があると考えられる成績を取った場合に、群指数=100となります。 また、各下位検査のところに示していただいたように、個々の検査(下位検査)を、まとめた結果から得られる指標となっています。 「言語理解」は、単語、類似、知識、理解の4つの下位検査の結果(これを評価点といいます)を元に求められています。 ちなみに、「理解」の前の「空白でした」というのは、ちょっと意味が分かりませんが、ここに書きましたように言語理解は、4つの下位検査を持ちに評価されます。 また、「知覚統合」は、完成、積木、行列、配列の4つから評価されます。 「組合せ」の評価点は、群指数を求める際には、使用されません。 群指数からみますと、質問者様は、言語理解(言葉の理解や、言葉による思考、表現能力)は、平均以上に高いといえます。 また、「作動記憶(Working memoryの訳です。動作記憶ではありません;20~30秒ほどの短い時間情報を記憶にとどめておき、さらに、それを用いて、思考や理解などの心的作業を行う能力、個々ではとくに聴覚的な記憶を考えています)」は、群指数=100と平均的な能力があると考えられます。 そして、「知覚統合(視覚、とくに空間知覚)や、視覚と運動の連携によって作業をうまく行う能力、物事の関連性や空間関係を理解する能力)」と、「処理速度(短い時間に作業や活動をどのくらい早くできるか、また、視覚的な短期記憶能力)」は、残念ながら、平均よりやや低い可能性が高いでしょう。 なお、「知覚統合」では、医師のご指摘にもありますように、完成の評価点が3と、他に比べてかなり低くなっています。 完成、すなわち「絵画完成」は、あるもののイラストについて、不足している大切なところを指摘するという検査です。 したがって、ご質問文にもありますように、「視覚情報の認識力が人よりも劣り、本質的な部分と非本質的な部分が区別しにくい」ということの他に、「細部への注意がおろそかになる」ということや、「視覚能力だけに頼る視覚情報の認識力が劣る」ということが考えられます。 ただし、知覚統合に含まれる他の下位検査の評価点を見ますと、「(絵画)配列」や、「積木(模様)」のように、視覚だけではなく、指先・手先の運動が関わってくる課題では、点数が高いという結果になっています。 短所を努力、訓練によって克服するということも大切ですが、こうした長所、優れた点をうまく取り入れる、活用するという「長所活用」ということも視野に入れてくださるとより効果が上がりやすいとされています。 したがって、「間違い探し」でトレーニングするときにも、視覚だけで探すのではなく、指で指しながら探すというように、運動の要素を取り入れてみるとよろしいのではないかと思います。 さらに、上記の「長所活用」という観点からは、普段の生活などにおいても、是非「言語能力」をうまく活かしていくこともよいと考えられます。 何かを行う際には、その手順を言葉にして書き出してチェックする、イメージに頼るのではなく、言語能力や、メモに書くということを取り入れて、仕事や課題を行うなどがよいのではないかと考えられます。 これらの配慮によって、処理速度にも余計な負担がかからなくなると思いますので、このようにいわば「回り道」をすることによって、よい効果があると思われます。 以上、ご参考までに。

nekoie
質問者

お礼

御礼が遅くなって申し訳ございません。 こんなに早く、しかも心理士の先生に回答していただけるなんて思ってもいませんでした。 具体的なアドバイスありがとうございます。 回答を読ませていただき、自分のテストの結果が今まで以上に理解することができました。 特に、「長所活用」のアドバイスにつきましては、「そんな考え方があったのか」とびっくりしました。 さっそく、そのやり方で、間違い探しを解いてみましたが、今まで見落としがちだった「木の枝の本数が違っている」などの間違いが、少しは発見できました。 また、質問のときに記載したWAIS-IIIの(空白でした)という記載につきましては、私の純粋な勘違いだと思います。紛らわしい書き方をしてしまい、申し訳ございませんでした。 今回、お忙しいのに適切な回答を下さって、本当にありがとうございました。いただいたアドバイスは今後に生かしていきたいと思います。

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