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水田埋立地の盛土
水田を埋め立てて10年くらい経つ更地ですが、洪水対策として1m程盛土をし住宅を建てたいと思っています。盛土を砂利にすると住宅地盤としての強度は増すのでしょうか?強度が増す場合どのような砂利が適しているのでしょうか?(最近分譲住宅で水田を砂利で埋め立てている所を見かけたもので)
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砂利を使用する場合に限らず粒が揃っていない事、粒と粒の間に空隙が出来ないように特別入念に転圧する事が重要です。(30cm程度埋めるごとに機械で転圧します。) 余談ですが、コンクリートに使う砕石は入手し易く、粒が揃っていないものなら転圧すると空隙が埋まって良く締まります。水分の多い粘土質の土は転圧してもヌルヌルするだけで締まりません。有機物を多く含む土は有機物が分解するとひどく沈下します。 土質に関わらずほとんどの造成地盤は転圧が不十分なので、地盤改良、杭基礎などが検討されます。この場合、建物の周囲地盤のある程度の沈下は容認する場合もあります。 注意したいのは、造成地の安全性は埋たてた土の質が全てを決める訳ではないという事です。 埋め立てる前の地盤にも目を向けるべきです。 磐石なすまいをお望みなら埋め立ててからボーリング調査(スェーデン式とは異なります)と併せて地盤(水田の地盤面より下)の液状化試験をお勧めします。費用は条件によりますが20万円程度の場合が多い様です。発注方法と内容は法律で定められた瑕疵担保保障制度と関連するので住宅の設計を担当する建築士に相談するのが良いでしょう。保障(10年)が付く基礎補強工事の最低の仕様を保障会社が提案してきます。但し、法律に適い、保障が付く事と安全とは必ずしもイコールとは限りません。この際、ボーリングと液状化試験の結果は有力な判断材料となります。 造成に伴う高さ2m以下の土留めの安全性にも法律の規制が及ばないので注意が必要です。 埋立地は地震の揺れも大きくなるので建物の強化もお忘れなく!(静岡県では軟弱地盤の住宅は筋交いを50%増やして設計しています。) 造成工事は多額の費用がかかるのでコストとリスクを要求に応じてうまくバランスさせる必要があるので 独断で行なわず、信頼できる建築士に相談するのが無難です。
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埼玉の宅地で今回の震災による液状化現象で家が傾き皆さん苦労していますよね。 これは、元沼地・水田を盛土で整地したためです。水田に盛土をして宅地はいいですが、基礎はしっかり杭を打つ必要があります。そうしないと地震の際宅地が液状化する可能性があります。
お礼
やはりそうですか、ありがとうございます。
- atelier21
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そんな簡単なものではありません 建物を支持する地盤は千年万年前の形成です 埋める土は砂利が水通し良いでしょうが 杭工事なりで確りした基礎工事をして下さい
お礼
考えが甘かったようです、ありがとうございます。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。砂利の盛土だけでは無理があるようなので、杭基礎(ハイスピード工法)をしようと思います。