アメリカ国民は、中国を甘やかし過ぎたオバマ民主党に中間選挙で「NO」の意思表示をしました。
これはアメリカ国民が中国の挑戦を受けて戦う決意を示したものです。
空気の読めないオバマは、胡錦濤を国賓として招いたうえ、(1)北朝鮮、(2)ロシアとの核協議に加わること、(3)人民元と特許の保護というアメリカが求めた問題にゼロ回答を受け取りました。
これには、議会も国民も怒り心頭です。
2012年の選挙では上院下院ともに共和党が多数を占めることになります。
通常アメリカの大統領は二期目を信任投票的な選挙で当選して、三期目は出馬しないのか慣例。
ところがオバマ大統領は、二期目の選挙に敗れ共和党の大統領が誕生します。
新しい大統領はアメリカ国民の望むとおり、中国の挑戦と真正面から対峙します。
アメリカと中国は、軍事力以外の手段で戦争することになるだろう。と、アメリカの保守系の専門家は推測しています。
次の大統領は、中国に対して特許や中国人労働の待遇、人権、人民元の切り上げ等あらゆる手段を用いて中国からの輸入を止めます。
さらに、金融機関を使って中国への資金の送付及び融資を止めます。
アメリカとの経済戦争で、中国は輸出ができなくなり、バブルがはじけ、資金不足から内需も激減して大混乱になります。
中国に集中して生産拠点を移していた日本企業は、輸出ができなくなり、大きな損害を受けます。
日本企業にとっては、「進むも地獄、退くも地獄」のとんでもない事態です。
中国の輸出の多くは日本の迂回輸出または基幹部品を使っています。
大方のマスコミらは、アメリカの衰退と中国の躍進を謳っていますが、中国の脆さについて考えていません。
中国経済がアメリカを追い抜くというのは、成長カーブが直線で永久に伸びるという前提です。
しかし、30年の成長期を過ぎた中国は成長が落ちてきます。
そこにアメリカとの経済戦争でトドメを刺されます。
しかし、アメリカがトドメを刺す前に自滅する可能性もあります。
中国のインフレが政府の目標を超え、人民元を切上げてもインフレを抑える動きを見せているからです。
すでに中国の輸出競争力は去年より10%落ちているからです。
このまま、中国はインド、ブラジル、メキシコなどに競争で負けて人民元の切り上げを問題にするまでもなくなるかもしれません。
お礼
大変ありがとうございます参考にします。