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日本国の不景気の根本的な原因を教えて下さい。
38歳女性です。 ここ数年確かに不景気だと言われていてそのような感じがします。私の会社は創業90年の会社で3年位前まで創業以来過去に前年比を下回ったことは阪神大震災の1995年とオイルショックがあった1973年だけと社長は言っておられて確かに入社以来下回ったことありませんでした。 でも、ここ3年位昨年対比をずっと下回っており、前年比をクリアできないのが当たり前の状態になっています。 今の日本の不景気は一体何が原因で起こっているのでしょうか?これからもしばらくの間は続くのでしょうか?不景気の原因を解り易く教えて頂きましたら幸に存じます。 宜しくお願いいたします。
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バブル期とは生産人口の構造が異なっていますからね。景気が良い時期もあったはずなんですが、実感でき ないんでしょう。 そもそも、バブル期は男性が収入をとってきて、女性が家庭を支えるような構造でしたから、男性と女性 会わせて一家の収入だったでしょ? ところが、バブル崩壊以降、この男女間の収入の格差が縮小されてきた。 そのせいで、結婚する意味があまりなくなったんです。 つまり、女性にとってみれば、独身でいた方が自由に使えるお金が多いわけですから、少なくとも自分より 収入の多い男性と結婚しようとしますよね。ところが、最近になってみれば、男性より女性の方が収入が 多いケースなどざらにありますから、結婚する意味が失われつつある。 当然世帯ごとの平均所得は低下しますね。 このことが前提にあると思います。 たとえば、バブル以降でも、小泉・安倍・福田の時代にかけて、税収はぐっと上昇しています。つまり、 この時期の景気は回復していた、ということです。 ところが、景気の回復を実感できたのは、一部のIT長者たちくらいで、一般の市民たちはその恩恵を 十分に享受できなかった・・・。 男性の雇用形態に、「派遣労働者(昔のパートタイマー)」という分野が生まれていたからです。 一般人は実感できなかったかもしれませんが、企業は景気の回復を実感していたと思いますよ。 ところが、これがリーマンショックによって一気に落ち込んでしまった。 ただ、「根本がどこか」と問われれば、それは間違いなく1990年の「バブル崩壊」でしょう。 デフレが始まったのもこの時期です。日本は、未だにバブル崩壊の呪縛から逃れらていないんです。
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- potatorooms
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国民全体の中での、可処分所得が減っているから。 日本人平均世帯の貯蓄額は、どんどんと減っていますから、「使わない」は多分、間違っています。「使うお金がない」からだと思います。
お礼
御返事を下さり有難うございました。 私自身も安月給で「使うお金がない」状態です。
- Mokuzo100nenn
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>今からどうなって大丈夫なように貯金に勤しみたいと思ってしまいました。 これが不景気の原因の一つですね(笑)。 日本で年収400万円の人が生活に不安で300万円しか使わない。 中国で年収100万円の人が将来に楽観して、ローンをかりて200万円使ってしまう(不動産投機を含む)。 さて、その結果、日本は需要不足で不景気になり、中国は景気が過熱するのです。 もうひとつ別の原因としては、日本の雇用が弱くなっています。小泉政権のときから急激に正社員が減少し、派遣社員などの雇用にかわってしまいました。しかし、小泉純一郎が悪いというよりも、年収400万円の日本人が年収100万円の中国人と同じような仕事をしている(付加価値ベースで)ということが根本問題です。 年収400万円(雇用側のコスト≒400万円)の人の付加価値が、年収100万円(雇用側のコスト≒100万円)の人と同程度だったら、多国籍企業はみな日本での雇用を減らして、中国での雇用を増やすことになります。これはチープレーバーギフトと呼ばれて多国籍企業の労務費削減に大きく貢献しているのですが、日本と言う国の雇用を考える限り大きなマイナスですね。 この点に関しては、日中の価格差が縮小することが影響を緩和することにつながるのですが、中国が日本の水準に近づくのか、日本が中国の水準に近づくのか、予断を許しません。
お礼
御教授頂き誠に有難うございました。今日から仕事で返事が遅くなってしまいスミマセンでした。 GW明けの月曜日だと言うのに忙しかったのは午前中だけで昼からはとても暇な一日でした。 数年前では想像も付かないことです。それだけでも景気が悪くなったなって思います。 確かに貴方が言われるように正社員が少なくて私の場合は「パートタイマー」さんがとても多いです。 とても解りやすい説明に感謝いたします。
- maanantoka
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あなたは幸せな職場にいたようですね。日本はもう20年も不景気です。20年の間には色々と対策が講じられましたが全て失敗しました。そうしますと、最早政策変更程度では解決しないと言うことです。となると、原因はもっと大きな目で見なければなりません。つまり歴史的視点で見るということです。 歴史という見方をすると、国の体制が時代の要求に合っている間は栄え、合わなくなると衰退することを繰り返しています。これはどこの国も同様です。 日本の場合、戦後GHQにより新興国型民主主義の体制が作られました。官僚制民主主義です。この体制は日本が新興国の間は大変上手く機能しました。しかしオイルショックの時期には先進国となりました。この時代は盛んに体制の変換がさけばれましたが改憲は戦争に結びつくということで、何もせず現在に至っています。その結果、その時期を境に日本の衰退が始まることになりました。 なぜ衰退するのかと言うと、先進国経済の成長は新しい市場を作らないと成長できないからです。猿真似したくても真似するものがないからです。しかし新市場のためには規制改革が必要ですが官僚制は規制があって成り立つ体制ですから改革に強い抵抗をしめします。そのために経済は長期間停滞しています。 官僚は専門家です。これを官僚制ではなく他の機関から採用すればよいのですがそれが体制上できないのです。官僚の人事権は大臣ではなく官僚が握っています。この仕組みでは改革は困難です。 他にも憲法の制約上、国会の機能が官僚に握られるという問題もあります。 ということで今のところ先に明かりは見えません。
お礼
御教授下さり有難うございました。 そうでうか、20年間も日本は不景気だったのですか。知りませんでした・・・。 私は視野が狭いと言うか、世界が小さいと言いますか自分の会社や目の周りしか見えていなくてここ2~3年の話だとばっかり思っていました。 まだまだこの状況が続きそうですね。今からどうなって大丈夫なように貯金に勤しみたいと思ってしまいました。
- kamikazek
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年月を重ねるごとに、 日本は弱虫になっているからです。 どんどんチャレンジが下手くそになってます。
お礼
なるほどな御意見有難うございました。
お礼
御教授頂き誠にありがとうございました。すごく解りやすい説明に、例え話で参考になりました。 貴方が言われるように私自身結婚する意味って何があるのだろう、一人でも生きていけるという感じがあるのも否めません。 1990年と言えばもう20年以上前の話ですね。そんなに前から日本は不景気に入っていたのですか。私個人の感覚ではここ2~3年位の話かと思っていました。