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障害者の普通の職場での働きについて
- 障害者が普通の職場で働くことについて悩んでいます。
- 社会人になってから、障害による制約に悩んでいます。
- 他の人と比べて仕事が遅く、ストレスを感じています。
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質問者が選んだベストアンサー
その会社が障害者に何を求めるのか、ということによっても違ってくるでしょうね。 正直言って、障害者雇用促進法による法定雇用率を満たすことだけに汲汲としている会社が大半です。 現実には、障害ゆえのさまざまな制限事項(例えば、人工透析を受ける内部障害者の通院、下肢障害者のマイカー通勤、聴覚障害者の手話対応・筆談対応)にきちんと対応できているとはとても言いがたい、そんな会社もたいへん多いと感じます。 障害者が健常者と同じように仕事をするということは、率直に言って、相当無理があると思います。 もちろん、さまざまな改善がなされるべきだと思いますし、その改善を要求してゆくことは障害者としての当然の権利ですから、「甘え」でも「わがまま」でもないと思います。 ただ、通常の査定を行なったときには、どうしても他の者と比較して能率的には劣ると言わざるを得ない面があります。 会社としてのいちばんの目的はやはり営利の追求ですから、その目的になかなか適わないと見られてしまいがちな現実は、それはそれとしてきちんと受け止めなければならないと思います。 また、仕事の内容次第で、障害の種類や程度によってはどうしても無理というものがあります。 例えば、電話応対だったり、製品の運搬であったり、できないものはどうしようもありません。 その限界を認めることもまた障害者としては大事なことだと思いますし、障害者としての職業選択のカギになってくるかもしれませんね。 障害を積極的に同僚や上司に明かしたとしても、それで周りの理解が深まるとは限らないと思います。 職場環境によっては、「障害を言い訳に使っている」「できないことが多いくせに生意気」と反発を食らってしまったりするのも事実です。 賃金をいただいている以上、やはり一定の仕事をしてきちんと成果を出すことが求められてくるわけで、それが会社というものの現実だと思います。 特例子会社といって、障害者採用に特化した会社もあります。 ほとんどの社員が重度障害者で、その障害に配慮された仕事の内容には特筆すべきものがあります。 但し、いったん定員が満たされてしまうと、新規採用を行なっているところは稀です。 また、少数ではありますが、障害者作業所と大して変わらないような馴れ合いがある特例子会社もあったりします。 さらに、まがりなりにも会社ですから、やはり、営利の追求が伴ってきます。となると、なかなか利益につながらないのも特例子会社ですから、お荷物扱いされている面も否定できません。 いずれにしても、障害ゆえの制限事項を認めつつ、その中で「どうしてもできないこと」「お互いに工夫を重ねてゆく中でカバーできるもの」とをより分けて、障害のあるなしにかかわらずともに働きやすい職場環境を作ってゆく、ということしかないのではないかと思います。 中途障害者(中途失聴)であり、人事職として障害者雇用にもかかわった立場からお答えしました。
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- tannoy-fan
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ぼくも周産期の異常により、脳性まひになり運動機能障害があります。大学を卒業し企業に就職することができました。しかし、在職期間約20年で就労不能状態になり、いまは在宅障害者です。社会貢献がしたいと思い、もう1度、大学(学部)を卒業し、いまは大学院で「ITを介護に活用する研究」をしています。 > 移動したり、荷物を持ったり、書類を整理したり、ハンコを押したり、そんなちょっとした雑用 そんな仕事もたくさんありました。しかし、工夫して業務を見直してパソコンを活用したり、もっと簡単にできる方法に切り替えたりして乗り切ってきました。2人が従事していた仕事を1人でできるほど、業務改善効果があがったこともありました。 > 障害者が普通に働くのは、無理があるのかな 確かにそういう部分も「無きにしも非ず」だと思います。「単なる甘え」ではないと思います。 あなたの考え方次第だと思います。「いろいろ創意工夫して、健常者と肩を並べるくらい仕事をする」、だけど、体力定期な限界、精神的な限界、身体を酷使することによる障害の重度化、その他の理由で定年を待たずして「退職」ということになるかもしれません。 あなたが現在の仕事を遂行する上で、「障害がある」ということが原因で辛く思っていること、ストレスに感じていることを上司や同僚にネグレクトして、「労働者として生きていく」道を模索する、こんな方法もあります。 ひとつだけ確かにいえることは、「あなたはぼくが歩んだ道を歩み続けている」ということです。「なにが自分にとって生きるということ」なのか、「どういう人生を送りたいのか?」が問われているときだと思います。 転職や障害者向けの「保護された職場」を選択することなど、いろいろな道があります。昨今の社会情勢やライフスタイルを勘案して、「より生きやすい人生」へ転換されればとお祈りしています。
お礼
ありがとうございました。
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