声というのは音です。
音というのは空気の振動です。
空気の振動を電気の振動・信号に置き換えるのが電話機(のマイク)です。
電気の振動・信号は電線で遠距離に伝達できます。
伝えられた電気の振動・信号は相手の電話機(のスピーカー)で空気の振動である音に変換できます。
音に変換されるともとの音声に近い声として相手の電話機から聞こえます。
より厳密に空気の振動を電気の振動・信号に変換すればそれだけもとの声に近いですが、電話機ではそれほど厳密な変換は行いませんから、あの程度の音声になります。
CDやDVDでは音の振動をより厳密に電気の振動・信号に変えてそれをデジタルデータとして記録しているので、デジタルデータから電気の振動・信号、さらに音へと変換されて、よりもとの音に近い形で聞こえるようになっています。厳密に音を再現できる分だけ記録される必要デジタルデータ量も大量になります。
なお、音を記録するのに必ずしも電気は必要としません。音の振動を針の振動に変換して、その針の振動でロウに溝を刻んだのがロウ管蓄音機です。音の再生は、刻まれたロウの溝で針を振動させてそれを音に変換することで行われます。針とロウで記録・再生できる振動は限られるので音もそれなりのものにしかなりません。
この溝の振動をより厳密に取り出すことができるように電気を仲介させたのがレコーダープレーヤーであり再生に針を使用するのは同様です。
さらに振動・信号を厳密にもとの形を保って再生するために、アナログ信号ではなくデジタル信号を使用したのがCDやDVDであり、もはや振動の記録に溝は使わず、0と1のデジタルデータとして振動・信号が記録されます。
お礼
人間ってホンマ色んな物を作ると言うか、 考えますね。 ありがと~ございました。