専門家等の信頼性

質問

大震災の財源や震災地の土地問題等の問題が出た時、専門家、政治家、財界や官僚の方々がいろいろなことを言っていますが、その判断が難しくて何が良くて、だれが国民をうまく誘導しているかの判断が非常に難しいところです。判断の基準はなんですか？

回答No.1

Nannette · ベストアンサー

専門家といっても、彼らもまた予知能力があるわけでもなく、時空をワープして未来を見てくることもできないただの人間です。ただ、その筋その筋の分野でいろいろ深く研究をしてきた人であるために、たしかに広く深く積み重ねてきた知識と考察によって、一般人と比較したらはるかに正確度の高い考えを公表できる、それだけの違いです。

　そうした専門家も自分の考察や洞察によって導き出した結論はさまざま、他の研究者と同じ結論に達することはそうそう度々あることではありません。しかも、その上に、彼らもまたそれぞれ組織や派閥などに何らかの形で関係したり属しているものです。

　そうした組織には組織なりの考え方やあり、また進む方向がきめられていますから、一研究者が導き出した考えも、組織の考え方と反する場合には、また違った表現に置き換えられたり、内容をぼかされたり、時には沈黙を余儀なくされることすらあります。

　こうなってくると、そうしたさまざまな論評も、それ自体がどれだけ正しく有力なものかを判断することは一般にとって大変難しくなってしまいます。

　ここに、もし強力な政治的指導者が居たとしたら、たとえ少々荒削りで乱暴であったとしても、おそらく、多くの専門家の意見を取り入れ、彼らが等しく、何を言いたがっているのかを取りまとめ、それを自分なりに咀嚼して、実際の施政に生かすことでしょう。

　しかし、今の日本にはこうした指導者が不在です。アメリカなどではスーパーコンピューターを使って、多くの専門的な情報を取り込んで整理し、いろいろな分野で最善の結論を提供できるシステムを構築していますが、日本ではまだそこまでは行っていないのでしょう。

　となると、つまり、判断の基準があいまいなこの国では、あとは国民ひとりひとりが、自分の判断力で、今なにが一番大切かを考え出さなくてはならないということになります。ですが、それでは、国民が一致協力して国を支えるといったエネルギーが次第に減ってくることでしょう。

　となると、いま大切なことは、国民が真に立派な政治家を選出するぐらいしか方法がありません。専門家の意見を上手に吸い上げて政治に生かせられる、そうした人を選挙で選ぶ、そのことがとても大切に思えます。地方選挙から国会議員まで、私たちとしては、投票率がわずか３０％程度の選挙をいつまでもやっていたのでは、ますます先が見えなくなってしまうでしょう。

お礼

ご回答ありがとうございました。
専門家の方にもいろいろな意見があってもよいと思いますが、３月１１日の後にNHKのTVに出ていた東大の先生たちの聞いていると、安全に早急に終わるみたいな話をしていた。後になってわかったことですが、東電が東大に数億円研究費として渡していたそうです。これでもし東電に有利の意見であったら。

回答No.2

noname#134608

おはようございます。

物事全てがそうですが、
“判断”の“基準”は、
『自己に因る』しかなく、当然自己責任を負うものです。

判断材料は自身の過去の『経験、体験、知識（記憶）』です。

そして基準と言う線引きは
『自我の意識（欲を内包している）』が行っていると思います。

信憑性という名のと言う単語に当たる、
『実体は無い』のですから仕方ありません。

経験、体験、知識等が少ない方や未成熟な方々…、
つまり『年少者や社会的弱者』の方は、
その“保護者が判断を下し同時に責任を負う”しかありません。

“判断材料”が少なければ、不安な判断となりますから、
判断材料を“増やす努力（学習と気づき）”が必要です。

基準の線引きが偏らない為には、
『欲の存在』を自制せねばなりません。

…各エキスパートの方々も、日々研鑽してるはずです。

と言う事は、『昨日より今日、今日より明日』の方が、
判断材料は増加するはずです。

“プライドと言う名の自我”が、最新の判断の障壁になる事があります。

ですから、それらに信憑性を求めても、完全完璧なモノはありません。

それら信憑性は“随時更新されている最新のモノ”を
適時“自己責任”で判断をし、常に見直す余裕が必要かと思います。

その事により安心を得る、つまり自己満足していくと言う事だと思います。

それでは＾＾。

お礼

ご回答ありがとうございました。