>2011年 なぜ、中日ドラゴンズは弱いのか?
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私見
ここ数シーズンでも、常勝&勝ち慣れ、落合監督の用兵やシーズンを見据えての好采配で絶えずAクラスなりクライマックスシリーズに駒を進めているが・・・
親会社の球団・選手年棒の抑制意向やトレードとかFAについても、巨人や阪神ほどの補強・強化策を採らず、練習量と選手の使い回しと勝負どころを監督以下選手が良く知っているから、大人の球団・プロらしいチームとして完成度・能力の発揮度は高い。
しかし、特に打撃力(長打力)と抑えの不安定さが、年々目立って来たのは現実ではないでしょうか。
それを、現有戦力と全体のレベルアップと試合巧者でカバーしていたが、ところが、レギュラー選手自体の年齢の上昇とケガや故障の出た場合の控え選手との差が大きく、チーム全体の選手層の厚さやベテラン・中堅・若手のバランスが崩れて来た。
その穴埋めを果たして来たのが外国人選手ですが、4番バッター・先発・抑え(岩瀬との併用)・代打の切り札に恵まれなかったり不調とか故障が出るとカバーする若手が伸び悩み・地価エア不足で台所事情(選手の使い回し)が苦しい。
特に、山本・岩瀬・谷繁・荒木・井端に衰えやピーク越えの感じが強まり、スランプや故障が出易く、シーズンを通じての活躍や走攻守での伸びは期待出来なく成っている。
球団のケツぶりは有名だったが、星野・落合監督のパワーや粘りで少しは変化し、安定した円熟したチームと成っているが、逆に言えば伸びしろが少なく、一選手の不調や故障で戦力が大幅にダウンする事もあり、ここ数シーズンで、ペナント戦の途中での連敗・特定チームでの帳尻合わせ(大勝と負け越し)・終盤戦での息切れが目立つ。
これらは、毎年毎年の選手補強・若手の成長がライバル(巨人・阪神)に比べ相対的には質量で劣り、選手層が見劣り、金属疲労(高齢化・故障持ち)して来ており、圧倒的な強さとか勝ちっぷり(独走)が望めなくなっているチーム事情・落合監督のやりくり算段の限界だと思います。
個人的には、中村ノリや川上の移籍やMLB行きの穴埋めが出来ていないのが、全体としてのパワーダウンに加え、ここぞと言う時の詰めにスターを欠くのは戦力・成績・人気の上でも痛いと思っています。
今年も3位狙い、短期決戦でのクライマックスシリーズではひょっとして勝てるかどうかの戦力・成績・予測では?
巨人・阪神にくらい付いて行くのが精一杯、その3位の椅子さえヤクルト・広島との争い次第であり、万全・優位とは言い切れない!