1970年代の理系のプログラミング実習は,FORTRAN(バージョン77)でしたね。厚紙のカードに1行ずつパンチで穴をあけ,その束を大型計算機センターに持ち込んで,どっこいしょと読み取り機に放り込むという時代です。授業は独習書として編集された教科書を自分でやるだけで,どうしてもわからないところを助手に質問するという形式でした。この教科書は1問1答式の問題集になっており,なかなかいい教材でした。「高級言語プログラミングとは」という基本は,これで勉強したわけです。
また,当時はインテル8085A CPUを搭載した「マイコン・ボード」なるものがあり,機械語でプログラミングしました。自分でもボードをつくり,実験機材に組み込む制御ボードをだいぶ活用しました。当時は,80系コードをマニュアルを見ずにそらで書けたのですが・・・もうきれいに忘れました 笑。
ビジネスの実用としては,「N88日本語BASIC(MS-DOS版)」を独習。言語仕様マニュアルだけで勉強しました。仕事上で経理システムをつくる必要があり,1か月かかって1000行くらい書いたと思います。これでBASICを自在に使えるようになりました。
その後,BASIC系で構造化されたMS-QuickBasicを長く使いました。Cもちょっとかじりましたが,けっきょく高速処理はアセンブラで関数を書いてQBにリンクするという手段に落ち着きましたから,「知ってるよ」というていどでCは使わずじまい。
Windows時代になっても,QBがそのまま進化したVisualBasicですね。でも,もうシコシコとプログラムを書くのは実用目的ではなく,ボケ防止のためです。