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「男はつらいよ」全48作の中で一番面白いのは?
面白い、もしくは感動したのはどの作品ですか? ちなみに私は(本当はそれぞれに味があって甲乙つけ難いのですが)、 ・第32作「口笛を吹く寅次郎」(竹下景子、松村達雄、中井貴一)でしょうか・・・ 松村達雄の見事な演技と寅次郎のにわか住職とのやり取りの絶妙さ、若き竹下景子の出戻り長女役の落ち着いた美しさと聡明さ、最後に柴又駅でのさくらとの場面等々・・・面白さ、内容共に見事です。 みなさんはどれですか?(久しぶりにDVDを借りてみようと思っていますので参考に出来ればと)
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マドンナの中でリリー松岡(浅丘ルリ子)が一番好きです。 他のマドンナと違って、寅さんが憧れているんじゃなく 同士という存在です。 彼女は3作品に出ていますが、「寅次郎相合い傘」が お勧めです。 メロンのことで寅さんに説教する場面、雨の中 リリーさんを迎えに行くシーンが見ものです。 http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/otokono-to.htm
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- ojiq
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初期の作品を余りご覧になっていらっしゃらないようなので、その中からお勧めの作品をご紹介します。 「男はつらいよ」1969 第1作。初期の頃の寅さんは随分乱暴なところがありますが、大船調の伝統を引き継ぐ上品さやペーソスを基調にする山田洋次とは対照的な個性を持つ森崎東が、今作では脚本に参加しています。森崎東と言えば、「喜劇・女は度胸」1969 で監督デビューした庶民のパワー溢れる喜劇を創る名手で、自分自身では「怒劇」と呼んでいるくらいですから、スピーディな怒劇としての勢いとパワフルな笑いは、森崎東の貢献するところ大なのかもしれません。披露宴のシーンだけに登場する博の父親役の志村喬の演技は、親のせつなさをぐっと見せて、黒澤明の「生きる」を思い起こさせます。 「男はつらいよ 寅次郎恋歌」1971 第8作に当る作品で、渥美清43歳です。1972年に亡くなった森川信にとって最後のおいちゃん役で、いぶし銀の魅力、絶妙な間合いと台詞回しで、渥美清の持つパワフルな面白みに対抗しています。森川信のおいちゃんは実に歯ごたえがあり、寅さんと対等に闘おうとしていて、さすがに寅さんと血がつながっていると思わせるに充分な人物像と言えます。博の父親役の志村喬の台詞もとても心に残るものです。 「男はつらいよ 柴又慕情」1972 第9作。笑いの伏線が実にテンポよく巧みに張られています。そして、背景にあるのは、生きることの寂しみです。吉永小百合演ずる歌子との結婚を本気で考えている、この寅さんの若さがとても懐かしい。「相合い傘」の時のように、素人をからかうんじゃないとリリーに言った少し引いた寅さんはいません。吉永小百合の父親役で宮口精二〔黒澤明「七人の侍」で剣豪を演じました〕が不器用な人物像を見事に演じました。登役の津坂匡章の勢いもまた素晴らしい。
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ご回答ありがとうございます。 その淡々とした文章の中に博識が感じられ、かなりの映画通とお見受けしました。 仰るように今度は初期の作品を中心に観てみたいと思います。
- tosiro
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私は、第3作「男はつらいよ フーテンの寅」を推したいです。 監督が森崎東のせいか、迫力を感じます。 失恋するって展開も、まだまだこの頃は真剣です。 おいちゃんが森川信なのもいいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 初期の作品はまだ殆ど観ていませんので、早速借りて観たいと思います!
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かにリリーは寅さんにとって特別な存在というか同士ですね。 「寅次郎相合い傘」・・・あらためて観たくなりました。 添付URLとても面白くて新しい発見が盛りだくさんです。ありがとうございました!