「地理学科・経済学科・史学科・法学科の卒業者は、教師にはなれない」
「レベルの高い○○大学教育学部の卒業者のみ、教師になれる」
・・・といった法律はありません。
そのため、社会の教員免許を持っていれば、
誰でも社会科の教師として働ける可能性がありますので、心配いりません。
☆各都道府県で実施している公立中学や公立高校の教員採用試験の合否は、
筆記試験の成績と、面接の内容で決まります。
卒業した大学・短大名や、卒業した学部・学科がどこかというのは、合否に関係ありません。
☆高校免許は大学でしか取得出来ません。
しかし、中学免許・小学校免許・幼稚園免許は、大学でも短大でも取得可能です。
そのため、
「偏差値の高い有名大学教育学部の受験生が落っこち、短大の教育以外の学科の受験生が合格した」
「高校を卒業後、教員免許を取得出来る短大を卒業し、教員採用試験に合格し、20歳で教師になった。」
といったケースが発生することもあります。
※教員免許を取得されるのであれば、
中学免許と高校免許をセットで取得されることをオススメします。
公立中学や公立高校の教員採用試験の実施都道府県によっては、中高一括募集をしているところもあり、
その場合は、中高両方の免許がないと、教員採用試験の願書を提出した時点ではじかれてしまい、受験出来ません。
また、私立の中高一貫校では、中高両方の免許がないと、採用されない場合もあります。
ですから、中学免許と高校免許の両方を取得出来る大学へ進学されるほうが良いでしょう。
※ただし、各大学で実施している「教員採用試験対策講座」は、
(例)
・埼玉の大学→埼玉県やさいたま市の教員採用試験の対策講座
・神奈川の大学→神奈川県の教員採用試験の対策講座
・東京都の大学→東京都の教員採用試験の対策講座
・・・という風に、地元の教員採用試験の対策をしている場合が多いです。